1
00:00:35,744 --> 00:00:40,499
世界保健機関は新型ウイルスを
パンデミックと宣言

2
00:00:40,624 --> 00:00:44,044
本日より
自宅待機令を発令します

3
00:00:44,169 --> 00:00:49,383
特例を除き 住民の皆さんは
外出しないでください

4
00:00:49,508 --> 00:00:53,220
今夜より
以下の規制を施行します

5
00:00:53,345 --> 00:00:55,472
外出禁止令です

6
00:00:57,558 --> 00:01:03,438
2020年３月 新型ウイルスが
世界中に拡大

7
00:00:59,852 --> 00:01:04,982
〝外出を控えよう〟

8
00:01:05,107 --> 00:01:08,861
私たちの生活は
“一時停止”しました

9
00:01:14,449 --> 00:01:19,204
一方 自然界では
目覚ましい変化が––

10
00:01:19,329 --> 00:01:22,583
起こり始めます

11
00:01:25,961 --> 00:01:27,754
大気汚染の減少

12
00:01:29,923 --> 00:01:31,550
水質汚染の改善

13
00:01:33,010 --> 00:01:39,349
この数十年では見たことのない
勢いで繁殖する動物たち

14
00:01:42,060 --> 00:01:46,607
ロックダウンの始まりから
５つの大陸で––

15
00:01:48,734 --> 00:01:52,154
自然界の反応を記録しました

16
00:02:00,996 --> 00:02:04,833
新たな手法で
子供と会話する海の大物

17
00:02:08,961 --> 00:02:13,842
幼獣の生存率が
上がったチーター

18
00:02:14,301 --> 00:02:17,429
母親にとって最良の時だ

19
00:02:18,347 --> 00:02:24,019
記録的な繁殖期を迎えた
絶滅危惧種のペンギン

20
00:02:27,022 --> 00:02:32,152
野生動物の普段と違う生活を
のぞけるチャンスよ

21
00:02:32,653 --> 00:02:37,032
人間が干渉してない時の
様子が見られる

22
00:02:37,991 --> 00:02:41,578
地球規模の壮大な観察実験

23
00:02:43,205 --> 00:02:47,459
その年
地球が変わったのです

24
00:02:50,921 --> 00:02:57,970
その年、地球が変わった

25
00:03:00,222 --> 00:03:04,351
ナレ︱ション
デヴィッド・
アッテンボロ︱

26
00:03:05,936 --> 00:03:11,817
ロックダウン直後から
街は静まり返りました

27
00:03:14,111 --> 00:03:19,074
世界的な交通騒音は
最大で70％減少し––

28
00:03:19,449 --> 00:03:22,744
別の音が聞こえてきます

29
00:03:25,622 --> 00:03:27,207
鳥の声です

30
00:03:30,961 --> 00:03:33,630
アメリカ　サンフランシスコ

31
00:03:33,755 --> 00:03:36,842
大都市圏人口 470万人

32
00:03:35,132 --> 00:03:37,301
このミヤマシトドは︱

33
00:03:37,426 --> 00:03:41,763
見事に静かな環境に
適応しています

34
00:03:43,599 --> 00:03:47,728
ゴールデンゲートブリッジの
車の騒音は––

35
00:03:47,853 --> 00:03:50,731
鳥の声をかき消すほどでした

36
00:03:52,274 --> 00:03:57,404
しかしロックダウン後
1950年代の交通量まで低下

37
00:03:58,447 --> 00:04:04,369
これまで聞こえなかった
交尾期の鳴き声も届きます

38
00:04:06,830 --> 00:04:12,085
最高の繁殖期を迎えるだろうと
期待されています

39
00:04:17,466 --> 00:04:20,802
他にも低下したものがあります

40
00:04:22,262 --> 00:04:28,268
世界中で大気汚染の拡大速度が
劇的に落ちているのです

41
00:04:30,229 --> 00:04:31,396
ロックダウン後––

42
00:04:31,522 --> 00:04:37,277
ロサンゼルスの大気は40年間で
最高の状態になりました

43
00:04:39,029 --> 00:04:44,576
中国では有害なガスの量が
半分に減っています

44
00:04:46,537 --> 00:04:52,251
世界で最も大気汚染に
苦しむ国の一つ インド

45
00:04:53,585 --> 00:04:56,547
ロックダウンの12日後…

46
00:04:56,797 --> 00:04:59,508
インド　ジャランダル

47
00:04:58,006 --> 00:05:01,134
息をのむ光景が
現れました

48
00:04:59,633 --> 00:05:02,052
人口 100万人

49
00:05:01,510 --> 00:05:04,388
朝食を食べてると︱

50
00:05:04,513 --> 00:05:07,182
父が来て言ったんだ

51
00:05:05,597 --> 00:05:08,308
アンシュ︱ル・チョプラ

52
00:05:07,307 --> 00:05:09,977
“来い　山が見えるぞ”と

53
00:05:10,435 --> 00:05:15,858
写真愛好家のアンシュールは
何事かと外に出てみました

54
00:05:17,067 --> 00:05:21,697
皆 屋上で
“すごい　山だ”と言ってた

55
00:05:21,822 --> 00:05:24,533
僕も上って見たんだ

56
00:05:27,369 --> 00:05:32,291
澄んだ空に 初めて
ヒマラヤの山が見えたよ

57
00:05:33,041 --> 00:05:38,046
200キロ以上先にそびえ立つ
世界最高峰の山脈

58
00:05:38,172 --> 00:05:44,011
30年間スモッグで隠れていた
山々が見えたのです

59
00:05:44,386 --> 00:05:45,888
目を疑ったよ

60
00:05:46,096 --> 00:05:49,725
すぐそこに
ずっと隠れてたとはね

61
00:05:51,810 --> 00:05:56,732
この時 撮った写真は
瞬時に拡散されました

62
00:05:57,566 --> 00:06:00,235
人間が一時停止した結果––

63
00:06:00,360 --> 00:06:04,907
地球が息を吹き返したことが
分かります

64
00:06:10,454 --> 00:06:14,208
各地で延長される
ロックダウン

65
00:06:12,748 --> 00:06:18,128
４週目

66
00:06:15,918 --> 00:06:20,422
渡航禁止令で
人々の移動は制限されました

67
00:06:21,632 --> 00:06:24,551
休暇の旅行は
中止してください

68
00:06:24,676 --> 00:06:27,262
乗客数も予約数も激減

69
00:06:27,387 --> 00:06:32,935
世界の航空旅客数は
およそ90％減少しました

70
00:06:33,435 --> 00:06:37,523
2020年４月
前年の同じ月と比べて––

71
00:06:37,648 --> 00:06:42,778
海外への旅行者が
１億1400万人減少

72
00:06:44,404 --> 00:06:51,161
スペインへの旅行者は
700万人からゼロになりました

73
00:06:53,455 --> 00:06:55,749
アメリカ　フロリダ

74
00:06:54,039 --> 00:06:55,749
春休みには︱

75
00:06:55,874 --> 00:07:00,420
観光客で混み合う
フロリダのビ︱チも︱

76
00:06:55,874 --> 00:07:00,420
人口 ２２００万人

77
00:07:01,380 --> 00:07:03,382
閑散としています

78
00:07:06,385 --> 00:07:09,805
絶滅危惧種の海の生物には––

79
00:07:09,930 --> 00:07:13,100
繁殖の好機となるでしょうか？

80
00:07:20,941 --> 00:07:24,778
メスのウミガメは
２～３年ごとに––

81
00:07:24,903 --> 00:07:27,614
孵化ふかした海岸へ戻ります

82
00:07:27,739 --> 00:07:29,741
産卵のためです

83
00:07:31,952 --> 00:07:36,331
カメの数は地球全体で
激減しています

84
00:07:36,456 --> 00:07:41,378
ビーチに人が
増えたことが一因です

85
00:07:46,008 --> 00:07:47,384
しかし今年は––

86
00:07:48,635 --> 00:07:49,928
違います

87
00:07:53,056 --> 00:07:56,393
カメラマンは
地元の研究者と––

88
00:07:56,518 --> 00:08:00,147
ジュノ・ビーチで
撮影を行いました

89
00:08:01,023 --> 00:08:05,819
アカウミガメの巣が密集する
世界有数の場所です

90
00:08:10,782 --> 00:08:13,076
産卵のシーズン

91
00:08:14,411 --> 00:08:18,081
こんなにも静かで
穏やかな中––

92
00:08:18,790 --> 00:08:21,752
卵を産むのは初めてでしょう

93
00:08:38,018 --> 00:08:42,523
今後 数週間
何百ものカメが続くはずです

94
00:08:47,653 --> 00:08:53,867
カメの産卵を妨げる問題は
人間の干渉と言われてきました

95
00:08:56,286 --> 00:08:58,664
科学者は今回 初めて––

96
00:08:58,789 --> 00:09:02,751
その影響の大きさを
測ることができます

97
00:09:08,048 --> 00:09:11,260
毎朝 研究者チームは––

98
00:09:11,385 --> 00:09:15,389
巣に向かうカメの足跡を
数えました

99
00:09:18,350 --> 00:09:20,185
この10年以上で––

100
00:09:20,310 --> 00:09:26,775
アカウミガメの巣作りの
成功率は40％にまで低下

101
00:09:27,359 --> 00:09:31,947
閑散としたビーチでは
どうでしょうか？

102
00:09:32,489 --> 00:09:34,783
人のいない
ビ︱チでは︱

103
00:09:35,075 --> 00:09:37,995
成功率は
６１％まで上がった

104
00:09:35,284 --> 00:09:38,745
カメ研究者
ジャスティン・
ペロ︱博士

105
00:09:38,120 --> 00:09:39,955
初めて見る数値だ

106
00:09:41,582 --> 00:09:44,501
これは目覚ましい変化です

107
00:09:51,383 --> 00:09:55,929
巣が１つ増えるごとに
孵化する卵は100個増え––

108
00:09:56,054 --> 00:10:00,893
それぞれが将来
卵を産む可能性があるのです

109
00:10:03,061 --> 00:10:06,523
ビーチへの
立入規制のおかげだ

110
00:10:06,648 --> 00:10:09,484
人間に邪魔されず––

111
00:10:09,610 --> 00:10:13,614
より高い確率で
繁殖に成功してる

112
00:10:42,142 --> 00:10:46,647
6000キロ先の
アメリカ西海岸では…

113
00:10:49,775 --> 00:10:53,403
海面下で
巨大な海の生物が––

114
00:10:53,529 --> 00:10:58,325
今までにない静けさを
経験しています

115
00:10:59,993 --> 00:11:02,204
アメリカ　東南アラスカ

116
00:11:02,329 --> 00:11:05,457
年間訪問者 130万人

117
00:11:03,121 --> 00:11:05,749
毎年１万頭以上︱

118
00:11:05,874 --> 00:11:09,419
ハワイから移り住む
ザトウクジラ

119
00:11:10,796 --> 00:11:14,883
エサを求めて
アラスカの湾へ来ます

120
00:11:23,141 --> 00:11:25,811
移動時は大型の客船と––

121
00:11:25,936 --> 00:11:29,815
航路を共有しなければ
なりません

122
00:11:36,238 --> 00:11:39,575
しかしクルーズ旅行は
軒並み中止

123
00:11:40,158 --> 00:11:45,372
現在 海中は以前より
25倍 静かになりました

124
00:11:46,832 --> 00:11:51,837
静寂と水中マイクを利用し
クジラの変化を––

125
00:11:51,962 --> 00:11:54,673
科学者が録音しました

126
00:11:55,174 --> 00:11:58,427
クジラ同士の交信は
頻度が増え––

127
00:12:00,679 --> 00:12:02,848
新しい手法に変化

128
00:12:04,683 --> 00:12:09,229
クジラの声が聴けて
うれしいし感動的だわ

129
00:12:06,768 --> 00:12:10,480
クジラ研究者
クリスティン・
ガブリエレ

130
00:12:09,354 --> 00:12:11,315
すごく長い会話よ

131
00:12:11,940 --> 00:12:14,526
母子の会話も聴ける

132
00:12:14,651 --> 00:12:16,486
初めての体験よ

133
00:12:18,030 --> 00:12:22,576
混雑したバーで
友達と話すのを想像して

134
00:12:22,701 --> 00:12:26,246
多くは伝わらず
大声での会話になる

135
00:12:23,452 --> 00:12:26,246
クジラ研究者
ス︱ジ︱・
ティアリンク博士

136
00:12:26,371 --> 00:12:30,626
一方 落ち着いた
静かなカフェだったら––

137
00:12:30,751 --> 00:12:34,880
より複雑で生産的な
会話ができるわ

138
00:12:38,800 --> 00:12:42,054
それだけではありません

139
00:12:45,098 --> 00:12:50,270
静かなため はるか遠くへの
交信が可能になり––

140
00:12:50,979 --> 00:12:55,067
子供と別行動する
こんな母親もいます

141
00:12:55,817 --> 00:12:58,445
非常に珍しい光景です

142
00:13:01,657 --> 00:13:03,617
エサを探しに出ても––

143
00:13:03,742 --> 00:13:09,414
母親は子供の声が
聞こえるので安心でしょう

144
00:13:15,420 --> 00:13:19,258
１日に必要な分
大量に食べるには––

145
00:13:20,050 --> 00:13:24,304
他の大人クジラと
組むのが一番です

146
00:13:30,102 --> 00:13:32,437
潜っていくクジラ

147
00:13:34,439 --> 00:13:37,234
気泡を吐いて壁を作り––

148
00:13:39,194 --> 00:13:42,030
魚の大群を捕まえます

149
00:13:44,825 --> 00:13:47,786
数千の魚を食べるのです

150
00:13:53,292 --> 00:13:56,211
なんと壮観な光景でしょう

151
00:14:09,975 --> 00:14:12,144
静けさに安心し––

152
00:14:12,269 --> 00:14:16,982
チームでの狩りが
以前より頻繁になりました

153
00:14:17,983 --> 00:14:20,402
今年は独壇場なので––

154
00:14:20,527 --> 00:14:24,406
場所や時を問わず
自由に暮らしてる

155
00:14:24,781 --> 00:14:26,074
これまでは––

156
00:14:26,200 --> 00:14:30,579
子クジラの７％しか
大人になれませんでした

157
00:14:31,413 --> 00:14:36,043
しかし今年は
生存率が上がるでしょう

158
00:14:37,920 --> 00:14:42,299
この数年は生存率が
低迷してたから︱

159
00:14:40,339 --> 00:14:42,299
クジラ研究者
ジャネット・
ニ︱ルソン

160
00:14:42,424 --> 00:14:46,053
パンデミックが
クジラには好都合だった

161
00:14:49,640 --> 00:14:54,853
水中が静かになったのは
アラスカに限りません

162
00:14:56,980 --> 00:15:03,070
ロックダウン後３ヵ月で
国際輸送船の往来は17％減少

163
00:15:03,612 --> 00:15:07,866
海洋生物の暮らしが
向上しました

164
00:15:05,072 --> 00:15:10,077
ニュージーランド
ハウラキ湾

165
00:15:11,370 --> 00:15:16,625
ニュージーランドのイルカは
交信範囲が３倍に拡大

166
00:15:20,045 --> 00:15:24,007
カナダ　セイリッシュ海

167
00:15:20,796 --> 00:15:22,673
バンク︱バ︱では︱

168
00:15:22,798 --> 00:15:26,552
船の騒音が
４分の１に減りました

169
00:15:27,094 --> 00:15:30,055
結果 シャチは
ソナーを使い––

170
00:15:30,180 --> 00:15:33,267
効率的に狩りをしています

171
00:15:48,323 --> 00:15:51,702
パンデミック宣言から３ヵ月

172
00:15:48,782 --> 00:15:53,871
３ヵ月目

173
00:15:52,202 --> 00:15:57,165
アメリカでは労働者の半数が
自宅勤務となり––

174
00:15:57,291 --> 00:16:01,253
世界の４分の１の事業が
閉鎖されました

175
00:16:02,921 --> 00:16:07,176
バー レストラン カフェは
営業停止を継続

176
00:16:07,801 --> 00:16:12,139
いずれにせよ
小売業は休業のまま

177
00:16:13,515 --> 00:16:17,519
廃墟となった街のように
人がいない

178
00:16:18,353 --> 00:16:20,522
世界中の主要都市で––

179
00:16:20,647 --> 00:16:25,319
90％以上の人通りが
なくなりました

180
00:16:27,112 --> 00:16:29,448
人が消えた都会の街

181
00:16:29,573 --> 00:16:31,283
そこへ動物たちが––

182
00:16:31,408 --> 00:16:35,579
絶好の機会と見て
出没しています

183
00:16:37,039 --> 00:16:44,087
南アフリカ
セントルシア

184
00:16:39,082 --> 00:16:42,252
ガソリンスタンドに
来たカバ

185
00:16:45,923 --> 00:16:52,054
イスラエル　テルアビブ

186
00:16:47,549 --> 00:16:50,552
公園を楽しむジャッカル

187
00:16:53,680 --> 00:16:58,977
チリ　サンティアゴ

188
00:16:54,890 --> 00:16:58,310
ピュ︱マまでも
歩道を徘徊

189
00:17:05,943 --> 00:17:08,737
ある動物は閑散とした街に––

190
00:17:08,862 --> 00:17:12,866
創意工夫の下
うまく順応しています

191
00:17:16,578 --> 00:17:18,413
日本　奈良県

192
00:17:18,539 --> 00:17:22,709
年間訪問者 1300万人

193
00:17:25,127 --> 00:17:28,339
少なくとも1300年前から––

194
00:17:28,464 --> 00:17:33,095
奈良市に棲みついている
シカの群れ

195
00:17:36,098 --> 00:17:41,645
食料源だった牧草地の多くは
ビルに変わってしまいました

196
00:17:41,770 --> 00:17:45,691
しかし彼らは
解決策を見つけました

197
00:17:48,610 --> 00:17:53,282
奈良の寺を訪れる
年間1300万人の参拝客が––

198
00:17:53,407 --> 00:17:55,325
ターゲットです

199
00:17:56,869 --> 00:18:00,163
参拝客に多少の敬意を示し…

200
00:18:01,540 --> 00:18:03,959
褒美をもらうのです

201
00:18:08,297 --> 00:18:13,385
シカせんべいは
彼らの主食となりました

202
00:18:22,769 --> 00:18:25,647
しかしパンデミックで一変

203
00:18:32,112 --> 00:18:36,033
お気に入りの食事は
姿を消しました

204
00:18:40,913 --> 00:18:44,208
人なしでは せんべいもなし

205
00:18:53,050 --> 00:18:56,637
飢えてしまわないか心配です

206
00:18:56,762 --> 00:19:01,183
しかし年長のシカが
思いつきました

207
00:19:06,146 --> 00:19:10,317
仲間たちを率いて
寺の敷地を出て––

208
00:19:10,442 --> 00:19:12,945
どこかへ向かいます

209
00:19:21,078 --> 00:19:23,997
大通りを歩くシカの群れ

210
00:19:26,041 --> 00:19:29,461
街中へと進んでいきます

211
00:19:40,848 --> 00:19:44,893
街中に食べ物が
あるのでしょうか？

212
00:19:52,734 --> 00:19:55,737
群れは2.5キロ歩いた後––

213
00:19:56,822 --> 00:19:59,032
立ち止まりました

214
00:20:04,246 --> 00:20:09,793
このひっそりとした一画は
以前 牧草地でした

215
00:20:10,669 --> 00:20:12,588
なんと年長のシカは––

216
00:20:12,713 --> 00:20:16,925
かつての食事場所を
覚えていたのです

217
00:20:23,765 --> 00:20:26,268
食欲は満たされました

218
00:20:26,685 --> 00:20:30,647
新鮮な草
葉やハーブがあります

219
00:20:35,110 --> 00:20:36,570
その後 数週間––

220
00:20:36,695 --> 00:20:42,201
点々と残存する草地を回り
食べ歩いています

221
00:20:44,203 --> 00:20:48,207
参拝客の減少による変化は
他にもあります

222
00:20:50,209 --> 00:20:56,006
シカの食事が健康的に
なっただけではありません

223
00:20:58,091 --> 00:21:00,052
シカを殺しうる––

224
00:21:00,177 --> 00:21:04,264
プラスチックのゴミが
減ったのです

225
00:21:09,561 --> 00:21:13,357
人間は動物に
恩恵を与えるものの––

226
00:21:16,068 --> 00:21:19,905
いない方がいいことも
多いのです

227
00:21:30,874 --> 00:21:33,085
アルゼンチン
ブエノスアイレス

228
00:21:30,874 --> 00:21:33,126
ロックダウンから４ヵ月

229
00:21:33,210 --> 00:21:36,713
人口 1520万人

230
00:21:33,252 --> 00:21:36,713
人の気配が
なくなった場所を︱

231
00:21:36,839 --> 00:21:39,633
野生動物が謳歌おうかしています

232
00:21:46,682 --> 00:21:48,225
アルゼンチンでは––

233
00:21:49,142 --> 00:21:51,520
内気なカピバラが––

234
00:21:51,645 --> 00:21:55,732
高級住宅街の
手入れされた庭に出没

235
00:21:57,359 --> 00:22:00,821
以前 棲んでいた地域なのです

236
00:22:03,949 --> 00:22:08,954
古巣を楽しむのを
邪魔する者はいません

237
00:22:27,389 --> 00:22:28,640
これは––

238
00:22:30,309 --> 00:22:31,810
例外です

239
00:22:39,151 --> 00:22:45,157
人のいない期間が長くなるほど
動物は大胆になります

240
00:22:46,200 --> 00:22:50,537
アフリカでサファリツアーが
中止されると––

241
00:22:50,954 --> 00:22:53,081
南アフリカ　ムプマランガ

242
00:22:50,954 --> 00:22:55,501
ある猛獣が普段と異なる
行動に出ました

243
00:22:53,207 --> 00:22:56,585
年間訪問者 420万人

244
00:22:57,961 --> 00:23:00,964
誰もいない豪華なロッジ

245
00:23:02,799 --> 00:23:07,930
程なくして 新しい客が
チェックインします

246
00:23:14,603 --> 00:23:18,065
プールに陣取る
ベルベットモンキー

247
00:23:24,071 --> 00:23:26,615
インパラとニアラは––

248
00:23:27,366 --> 00:23:30,285
サラダバーを堪能中

249
00:23:34,081 --> 00:23:36,124
そこへやってきたのは––

250
00:23:38,126 --> 00:23:42,965
成獣のオスのヒョウです

251
00:23:49,972 --> 00:23:54,685
夜行性の猛獣が
日中に姿を現すのは––

252
00:23:54,810 --> 00:23:56,937
希少なことです

253
00:23:57,062 --> 00:24:00,190
とりわけ撮影班は驚きました

254
00:24:00,983 --> 00:24:02,192
皆 動くな

255
00:24:41,106 --> 00:24:46,195
今のは人生で一番
恐ろしかった瞬間だよ

256
00:24:41,440 --> 00:24:45,527
野生動物カメラマン
ラッセル・
マクラ︱フリン

257
00:24:50,657 --> 00:24:51,867
アフリカで––

258
00:24:51,992 --> 00:24:56,705
ヒョウは60％の縄張りを
人間に奪われ––

259
00:24:57,039 --> 00:24:59,875
狩りに苦労しています

260
00:25:02,377 --> 00:25:05,088
しかし今は人がいないため––

261
00:25:05,422 --> 00:25:08,425
狩りをするチャンスです

262
00:25:09,134 --> 00:25:13,347
状況に合わせ
行動習性を変えました

263
00:25:16,934 --> 00:25:19,978
昼に狩りを始めたのです

264
00:25:29,780 --> 00:25:32,241
何度か試みますが…

265
00:25:35,160 --> 00:25:37,162
その後まもなく…

266
00:25:38,372 --> 00:25:42,251
新しい戦略が成果を出します

267
00:25:49,675 --> 00:25:51,385
アフリカのヒョウは––

268
00:25:51,510 --> 00:25:55,597
過去25年で
30％減少しています

269
00:25:56,390 --> 00:26:02,104
しかしロックダウン中の
食べ放題ビュッフェのおかげで

270
00:26:02,229 --> 00:26:04,648
このヒョウは絶好調

271
00:26:05,190 --> 00:26:08,944
ロッジは もはや彼の王国だよ

272
00:26:24,835 --> 00:26:28,046
パンデミック宣言から６ヵ月

273
00:26:24,835 --> 00:26:30,507
６ヵ月目

274
00:26:29,882 --> 00:26:35,304
９月時点で40ヵ国以上が
規制を実施し––

275
00:26:37,181 --> 00:26:41,226
30億以上の人々の活動を
制限しました

276
00:26:42,269 --> 00:26:44,313
イベントは厳禁

277
00:26:44,438 --> 00:26:49,401
スポーツ観戦
コンサートや祭事の開催は––

278
00:26:49,526 --> 00:26:54,656
ワクチンなどの対策が
固まるまで禁止します

279
00:26:56,366 --> 00:26:59,244
人間が順応しようとする中––

280
00:26:59,995 --> 00:27:03,207
自然界の再生は続きます

281
00:27:04,833 --> 00:27:11,673
インド　ガンジス川

282
00:27:06,126 --> 00:27:08,086
インドの
ガンジス川では︱

283
00:27:08,212 --> 00:27:12,966
水中の酸素量が８０％増加

284
00:27:15,093 --> 00:27:22,017
モロッコ　大西洋岸

285
00:27:16,136 --> 00:27:18,430
アフリカの
大西洋岸では︱

286
00:27:19,306 --> 00:27:23,602
最悪だった水質が
最高レベルまで︱

287
00:27:23,727 --> 00:27:25,437
改善しました

288
00:27:29,775 --> 00:27:33,987
人間の外出自粛が
長く続いていることで––

289
00:27:34,112 --> 00:27:37,449
動物は恩恵を受けています

290
00:27:37,574 --> 00:27:40,077
南アフリカ　ケープタウン

291
00:27:39,243 --> 00:27:42,079
ここは南アフリカの沿岸

292
00:27:40,202 --> 00:27:44,498
人口 470万人

293
00:27:42,621 --> 00:27:47,000
ある新米の父母たちが
朝の通勤中

294
00:27:53,465 --> 00:27:56,552
ケープペンギンです

295
00:28:05,394 --> 00:28:09,022
彼らが拠点とするのは住宅街

296
00:28:26,498 --> 00:28:28,500
繁殖期には毎朝––

297
00:28:28,625 --> 00:28:32,671
海に入り 漁をしています

298
00:28:39,887 --> 00:28:42,431
子育ては大変です

299
00:28:43,599 --> 00:28:48,812
子供には１日に体重の15％分の
エサが必要なのです

300
00:28:51,440 --> 00:28:55,444
有能なハンターである
ケープペンギン

301
00:28:56,069 --> 00:28:58,572
水深80メートルまで潜り––

302
00:28:59,364 --> 00:29:03,243
浅瀬の魚や甲殻類を
捕まえます

303
00:29:09,333 --> 00:29:13,545
問題は空腹の子供たちまで
どう運ぶか

304
00:29:18,634 --> 00:29:22,513
近年ビーチは
人であふれていました

305
00:29:23,555 --> 00:29:29,478
ペンギンが漁を終える頃には
人で道がふさがれています

306
00:29:30,729 --> 00:29:34,566
よって人の波が引く
日没まで––

307
00:29:36,443 --> 00:29:38,570
待たねばなりません

308
00:29:47,746 --> 00:29:51,834
しかし今年のビーチには
人がいません

309
00:29:59,716 --> 00:30:02,261
日没を待つことは不要

310
00:30:02,386 --> 00:30:06,598
数時間の漁の後は
子供の元へ帰り––

311
00:30:07,224 --> 00:30:10,352
魚を食べさせてあげられます

312
00:30:16,817 --> 00:30:22,614
まだ明るいので 再び
海へ入ることも可能です

313
00:30:28,370 --> 00:30:33,834
子供は日に２～３回の
食事にありつけます

314
00:30:36,336 --> 00:30:39,840
おかげで
健康で成長も早く––

315
00:30:39,965 --> 00:30:45,262
双子の子育てに成功する
家族も増えています

316
00:30:46,930 --> 00:30:50,559
さらに喜ばしいことに
数週間後には––

317
00:30:50,684 --> 00:30:56,315
今季２回目の孵化に成功する
親鳥も出てくるでしょう

318
00:30:56,690 --> 00:31:00,194
ここでは
十数年ぶりのことです

319
00:31:03,488 --> 00:31:06,783
長年 地域の住民と
ペンギンは––

320
00:31:06,909 --> 00:31:09,036
共存してきました

321
00:31:12,623 --> 00:31:17,169
しかし陰でペンギンは
苦労していたのです

322
00:31:21,465 --> 00:31:24,801
南アフリカの
ペンギンの数は––

323
00:31:24,927 --> 00:31:28,847
ここ30年間で
約70％減少しています

324
00:31:30,557 --> 00:31:33,227
我々が協力すべきでしょう

325
00:31:42,236 --> 00:31:46,782
子育てが好調なのは
都会の動物に限りません

326
00:31:48,033 --> 00:31:51,495
規制の影響は
半年を過ぎる頃には––

327
00:31:51,620 --> 00:31:55,499
大自然の奥地にまで拡大

328
00:31:53,747 --> 00:31:57,000
ケニア　マサイ・マラ

329
00:31:57,125 --> 00:32:01,255
ビッグキャットに
変化がありました

330
00:31:57,125 --> 00:32:01,255
年間訪問者 30万人以上

331
00:32:04,466 --> 00:32:05,759
チーターです

332
00:32:10,931 --> 00:32:13,851
陸上で最速のスプリンター

333
00:32:30,075 --> 00:32:31,743
一方 弱点は––

334
00:32:31,869 --> 00:32:37,165
体の構造上 力では
ライバルの肉食獣に劣ること

335
00:32:38,876 --> 00:32:41,420
敵はライオンやハイエナ

336
00:32:45,966 --> 00:32:48,969
ライバルは獲物を盗み––

337
00:32:49,428 --> 00:32:51,847
子チーターを殺します

338
00:33:02,649 --> 00:33:06,069
息を潜めて暮らすチーター

339
00:33:08,030 --> 00:33:10,282
しかし子を養うには––

340
00:33:10,991 --> 00:33:15,204
２～３日に一度の
狩りが必須です

341
00:33:31,595 --> 00:33:37,351
狩りの間は子供たちを
草むらに隠して出かけます

342
00:33:40,062 --> 00:33:46,026
獲物を得ると
ジレンマに襲われる母親

343
00:33:50,614 --> 00:33:53,408
子供たちは何百メートルも先

344
00:33:53,534 --> 00:33:56,495
死体が大きくて運べません

345
00:33:58,080 --> 00:34:02,835
置いていけば
横取りされる危険があります

346
00:34:05,796 --> 00:34:09,591
そこで甲高い声を使って––

347
00:34:10,342 --> 00:34:12,553
子供たちを呼びます

348
00:34:15,054 --> 00:34:16,389
慎重に

349
00:34:17,014 --> 00:34:19,393
声がうるさすぎれば––

350
00:34:19,518 --> 00:34:23,438
敵に気づかれてしまうでしょう

351
00:34:26,358 --> 00:34:28,485
母親が この状況で––

352
00:34:28,610 --> 00:34:32,072
声を届けるのは
非常に困難でした

353
00:34:36,284 --> 00:34:38,536
ロックダウン以前––

354
00:34:38,661 --> 00:34:45,210
マサイ・マラで観光客に
一番人気だったチーター

355
00:34:45,335 --> 00:34:49,965
獲物を仕留めた母親が
人に囲まれれば大問題

356
00:34:51,925 --> 00:34:53,552
騒がしいよ

357
00:34:52,384 --> 00:34:55,387
チ︱タ︱研究者
サリム・マンデラ

358
00:34:53,677 --> 00:34:55,387
車が走り回り––

359
00:34:55,804 --> 00:34:59,766
無線の声や
客の話し声がするんだ

360
00:35:00,809 --> 00:35:05,522
騒音に埋もれながら
子供を呼ぶ母親の声

361
00:35:05,981 --> 00:35:07,733
周囲の音に––

362
00:35:07,858 --> 00:35:12,696
生死の懸かった合図の声が
かき消されてしまう

363
00:35:15,782 --> 00:35:20,662
何度も呼び続ければ
敵の注意を引いてしまいます

364
00:35:30,589 --> 00:35:31,965
しかし今年は––

365
00:35:32,090 --> 00:35:36,220
人間に妨げられることは
ありません

366
00:35:41,391 --> 00:35:45,145
母親の声は数回で
草原を伝わり…

367
00:35:48,899 --> 00:35:51,151
子供たちの元へ

368
00:35:57,199 --> 00:35:59,326
無事 合流できました

369
00:36:03,622 --> 00:36:06,291
呼ぶ回数は減ってる

370
00:36:06,416 --> 00:36:09,920
１～２回で
子供が反応するからね

371
00:36:12,214 --> 00:36:13,382
観光客が消え––

372
00:36:13,799 --> 00:36:17,636
すでに いい効果が
見えています

373
00:36:19,847 --> 00:36:23,600
子供の生存率は
以前は３分の１だった

374
00:36:23,725 --> 00:36:28,021
今は３ヵ月以上の幼獣を
見る率が増えたよ

375
00:36:28,146 --> 00:36:29,690
明るい知らせだ

376
00:36:29,815 --> 00:36:34,778
幼獣が多く生き延びれば
チーターも増える

377
00:36:37,656 --> 00:36:42,160
アフリカの成獣チーターは
7000頭のみ

378
00:36:43,871 --> 00:36:46,081
幼獣は貴重なのです

379
00:37:05,267 --> 00:37:08,979
人間が困難を
強いられる中

380
00:37:08,478 --> 00:37:13,358
ウガンダ
ブウィンディ国立公園

381
00:37:09,104 --> 00:37:11,398
絶滅の危機にある
動物は︱

382
00:37:11,523 --> 00:37:15,694
生存率の向上に
大盛り上がり

383
00:37:20,532 --> 00:37:24,786
2020年 邪魔が減って
マウンテンゴリラは––

384
00:37:24,912 --> 00:37:28,665
例年の２倍の数の
子供を産みました

385
00:37:34,546 --> 00:37:39,051
イングランド南岸で
希少なイバラタツが︱

386
00:37:34,546 --> 00:37:39,426
イングランド　ドーセット

387
00:37:39,176 --> 00:37:42,930
１０年以上ぶりに大量出現

388
00:37:43,055 --> 00:37:48,810
船の往来が減り 家となる
海草が復活したためです

389
00:37:53,649 --> 00:37:56,860
ケニア　ライキピア

390
00:37:54,107 --> 00:37:58,946
角を目当てに ケニアで
殺されたサイはゼロ

391
00:37:59,279 --> 00:38:02,824
1999年以来
初めてのことです

392
00:38:11,375 --> 00:38:14,545
ロックダウンから１年経過

393
00:38:11,875 --> 00:38:17,422
１２ヵ月目

394
00:38:15,379 --> 00:38:20,133
自然界に癒しがもたらされた
１年であり––

395
00:38:20,801 --> 00:38:25,889
自然界が目覚ましい変化を
遂げた１年でした

396
00:38:29,059 --> 00:38:32,104
世界の二酸化炭素
年間排出量は––

397
00:38:32,229 --> 00:38:34,940
６％以上 減少

398
00:38:35,065 --> 00:38:37,734
過去最大の減少幅です

399
00:38:39,486 --> 00:38:44,074
地表の下でも
著しい変化が起きています

400
00:38:44,783 --> 00:38:48,328
人の移動と産業による
振動が半減し––

401
00:38:48,453 --> 00:38:53,250
地下に史上最も静かな時が
流れています

402
00:38:57,629 --> 00:39:01,175
しかし これらは
永久ではありません

403
00:39:02,259 --> 00:39:05,554
自然と
うまく共存するため––

404
00:39:05,679 --> 00:39:09,725
現状から
何を学べるでしょうか？

405
00:39:14,354 --> 00:39:17,733
インドの人は
すでに始めています

406
00:39:17,858 --> 00:39:24,698
強大で希少なアジアゾウと
協調して暮らしているのです

407
00:39:27,284 --> 00:39:29,286
インド　アッサム

408
00:39:29,411 --> 00:39:32,164
人口 3600万人

409
00:39:33,540 --> 00:39:35,501
大人のアジアゾウは––

410
00:39:35,626 --> 00:39:40,589
毎日150キロ
食べなくてはなりません

411
00:39:41,548 --> 00:39:45,511
しかし
本来の生息地の95％は––

412
00:39:45,636 --> 00:39:48,972
農地にされてしまいました

413
00:39:49,097 --> 00:39:53,894
生きるには
作物を食べざるをえません

414
00:40:05,906 --> 00:40:10,327
農民は作物を守ろうと
対策を講じますが––

415
00:40:11,370 --> 00:40:15,874
育てた米の半分を
盗み食べられてしまいます

416
00:40:15,999 --> 00:40:17,626
死活問題です

417
00:40:30,055 --> 00:40:33,934
〈夜通し
ゾウを森へ追い返す〉

418
00:40:34,059 --> 00:40:36,895
〈でも戻ってきてしまうんだ〉

419
00:40:35,143 --> 00:40:38,647
バシュカ︱・バラ

420
00:40:37,020 --> 00:40:39,022
〈イタチごっこだよ〉

421
00:40:53,745 --> 00:40:57,040
ゾウに手を焼く人は
他にもいます

422
00:41:00,002 --> 00:41:03,547
食べ物を探して
村まで来るゾウが––

423
00:41:03,672 --> 00:41:06,508
住民と衝突するのです

424
00:41:10,929 --> 00:41:15,142
毎年インドでは400人の人間と
100頭のゾウが––

425
00:41:15,267 --> 00:41:18,896
互いに争い
命を落としています

426
00:41:25,736 --> 00:41:30,657
ある集落が問題解決に
取り組み始めました

427
00:41:31,241 --> 00:41:37,122
ロックダウンで故郷に戻った
労働者たちが手を貸し––

428
00:41:37,247 --> 00:41:41,919
地域の保全団体が
計画を指揮します

429
00:41:43,295 --> 00:41:46,215
ロックダウンを利用して––

430
00:41:43,712 --> 00:41:46,215
自然保護活動家
メグナ・ハザリカ

431
00:41:46,715 --> 00:41:50,010
ゾウのための作物を植えたの

432
00:41:51,678 --> 00:41:54,640
森周辺を緩衝地帯として––

433
00:41:54,765 --> 00:42:00,270
早く育つ米や草を
ゾウ用に栽培し始めたのです

434
00:42:03,148 --> 00:42:08,529
〈集落の500人以上全員が
手伝いに来てくれた〉

435
00:42:05,901 --> 00:42:08,529
自然保護活動家
ドゥル・ボ︱ラ

436
00:42:09,112 --> 00:42:11,990
たった２～３ヵ月ほどで––

437
00:42:12,115 --> 00:42:17,246
プランテーションは
約1.6平方キロまで拡大

438
00:42:19,414 --> 00:42:25,504
そしてゾウを追い払う代わりに
歓迎の儀式を行います

439
00:42:34,137 --> 00:42:36,598
収穫期を迎えた作物

440
00:42:38,183 --> 00:42:41,979
ゾウは食べてくれる
でしょうか？

441
00:42:43,438 --> 00:42:46,400
再び田畑を襲うでしょうか？

442
00:42:51,530 --> 00:42:53,740
住民が家に帰ると…

443
00:42:54,908 --> 00:42:58,537
森の入り口で
何かが動いています

444
00:43:06,837 --> 00:43:12,050
木の陰から１頭ずつ
ゾウが姿を現します

445
00:43:14,887 --> 00:43:16,263
母親ゾウと––

446
00:43:17,681 --> 00:43:19,266
子ゾウ

447
00:43:19,391 --> 00:43:24,521
総勢26頭の腹を空かせた
ゾウ一家です

448
00:43:26,607 --> 00:43:28,358
今日の食卓は？

449
00:43:33,655 --> 00:43:36,575
森付近に留まるでしょうか？

450
00:43:37,951 --> 00:43:42,831
ゾウ用の作物のみで
満足したようです

451
00:43:46,293 --> 00:43:51,006
〈もうゾウを
厄介者扱いしなくていい〉

452
00:43:51,131 --> 00:43:54,092
〈よかったよ　皆 喜んでる〉

453
00:43:59,139 --> 00:44:01,808
作物が実り豊かになると––

454
00:44:01,934 --> 00:44:06,480
ゾウたちが田畑を
襲うことはなくなりました

455
00:44:06,855 --> 00:44:09,107
村も安全です

456
00:44:12,653 --> 00:44:14,613
私たちがゾウを愛せば––

457
00:44:14,738 --> 00:44:16,949
ゾウも愛してくれる

458
00:44:21,161 --> 00:44:22,955
長年の抗争に––

459
00:44:23,080 --> 00:44:27,251
長期的な解決策が
もたらされました

460
00:44:29,837 --> 00:44:32,005
さらに近隣の村々も––

461
00:44:32,130 --> 00:44:36,844
同じ策を導入するため
保全団体に相談中です

462
00:44:50,107 --> 00:44:52,818
１年を振り返りましょう

463
00:44:52,943 --> 00:44:56,280
大勢が大変な思いをしました

464
00:44:56,405 --> 00:44:59,032
だからこそ学ぶ時です

465
00:44:59,157 --> 00:45:01,076
自然界と––

466
00:45:01,201 --> 00:45:02,911
人類のために

467
00:45:05,539 --> 00:45:09,209
どう共存していくか
考えるべきだ

468
00:45:10,127 --> 00:45:14,464
我々は野生動物と
地球を共有できる

469
00:45:15,048 --> 00:45:19,428
元の同じ生活に
戻るとは限らない

470
00:45:21,180 --> 00:45:26,018
自然界の変化の
速さと多様性が示しています

471
00:45:26,143 --> 00:45:28,979
“人間界の少しの変化が––”

472
00:45:29,104 --> 00:45:33,734
“野生生物の命に関わる
変化をもたらせる”と

473
00:45:37,529 --> 00:45:41,158
毎夏 限定的にビーチを
閉鎖すればいい

474
00:45:41,283 --> 00:45:43,952
夜だけ立入禁止とかね

475
00:45:44,077 --> 00:45:47,039
我々が少し変わるだけで––

476
00:45:47,164 --> 00:45:50,417
人間も動物も
幸せになれるんだ

477
00:45:51,627 --> 00:45:56,298
船が速度を落とし
まとまって航路を進めば––

478
00:45:56,423 --> 00:46:01,678
海中の騒音が減り
クジラを守ることができる

479
00:46:02,137 --> 00:46:04,932
公園の管理局に提案がある

480
00:46:05,057 --> 00:46:10,270
観光客とガイドに
適切な見学方法を促してほしい

481
00:46:10,395 --> 00:46:13,148
動物の命を守るためさ

482
00:46:13,899 --> 00:46:18,403
前代未聞の１年で
地球は変わりました

483
00:46:18,820 --> 00:46:22,741
人間が野生動物の繁殖に貢献

484
00:46:23,534 --> 00:46:26,620
さらには全生物のために––

485
00:46:26,745 --> 00:46:30,415
環境の改善にも
一役買いました

486
00:46:31,416 --> 00:46:33,502
地球は限界なんだ

487
00:46:33,627 --> 00:46:37,965
環境汚染を減らすために
皆が動くべきだ

488
00:46:38,590 --> 00:46:42,302
自然とは離れ
都会に住んでいても––

489
00:46:44,012 --> 00:46:48,684
我々の生活は
影響していたのです

490
00:46:48,809 --> 00:46:51,603
深く 予期しない所で

491
00:46:53,272 --> 00:46:55,816
将来 繁栄するために––

492
00:46:55,941 --> 00:47:02,823
今こそ共に生きていく方法を
探る時なのです

493
00:47:04,575 --> 00:47:07,077
地球の全生物と一緒に

494
00:48:11,517 --> 00:48:13,519
日本語字幕　水野 知美

