1
00:00:06,080 --> 00:00:08,720
‎NETFLIX オリジナルシリーズ

2
00:00:27,080 --> 00:00:31,760
‎フロリダ沖に消えた
‎スペイン財宝艦隊の戦利品は

3
00:00:31,840 --> 00:00:34,560
‎カリブ海の海賊がさらえた

4
00:00:34,640 --> 00:00:38,640
‎大金持ちになる
‎派手にやるぞ

5
00:00:40,360 --> 00:00:45,040
‎つつましいナッソーの町が
‎変貌を遂げ―

6
00:00:47,600 --> 00:00:51,280
‎ホーニゴールド率いる
‎海賊団の町となった

7
00:00:51,480 --> 00:00:55,160
‎“ブラック･サム”ベラミーに
‎ウィリアムズ

8
00:00:55,240 --> 00:00:57,920
‎そしてエドワード･ティーチ

9
00:00:58,000 --> 00:01:01,000
‎のちに“黒ひげ”として
‎頭角を現す

10
00:01:02,400 --> 00:01:06,800
‎しかし この世界に
‎忠誠心は通用しない

11
00:01:06,880 --> 00:01:09,560
‎忠誠心など笑い‎種(ぐさ)‎だ

12
00:01:10,520 --> 00:01:12,080
‎どっちにも転べる

13
00:01:12,960 --> 00:01:18,480
‎ホーニゴールドの最大の
‎ライバル ジェニングス

14
00:01:19,960 --> 00:01:23,080
‎試されるのは
‎忠誠心だけではない

15
00:01:24,840 --> 00:01:28,720
‎２人はスペイン艦隊を拿捕し
‎財宝を手にした

16
00:01:28,960 --> 00:01:32,720
‎ところが 継承戦争は
‎1714年に終結しており

17
00:01:34,080 --> 00:01:37,160
‎海賊は
‎国王への反逆と捉えられる

18
00:01:37,240 --> 00:01:40,680
‎根性なしの
‎ドイツ野郎 ジョージめ

19
00:01:42,040 --> 00:01:45,840
‎イギリス商船は高価な商品を
‎取引していた

20
00:01:45,920 --> 00:01:48,320
‎“黒い積荷”と言う

21
00:01:49,600 --> 00:01:51,160
‎奴隷のことだ

22
00:01:51,480 --> 00:01:53,440
‎貴様らは奴隷ではなく

23
00:01:54,400 --> 00:01:56,680
‎海賊の法に従う者である

24
00:01:57,520 --> 00:02:00,520
‎奴隷にとっては
‎“自由”を意味した

25
00:02:00,880 --> 00:02:03,960
‎だが奴隷制度に
‎メスを入れるのは…

26
00:02:06,280 --> 00:02:07,880
‎命懸けだ

27
00:02:07,960 --> 00:02:10,440
‎奴らなど殺せばいい！

28
00:02:11,600 --> 00:02:14,320
‎“帝国の逆襲”である

29
00:02:30,720 --> 00:02:31,680
終われる身の
ジェニングス

30
00:02:31,680 --> 00:02:33,120
終われる身の
ジェニングス
１７１６年0
ナッソー海賊共和国

31
00:02:33,120 --> 00:02:33,200
１７１６年0
ナッソー海賊共和国

32
00:02:33,200 --> 00:02:35,360
１７１６年0
ナッソー海賊共和国
彼のスペイン船 襲撃で

33
00:02:35,360 --> 00:02:35,440
１７１６年0
ナッソー海賊共和国

34
00:02:35,440 --> 00:02:35,920
１７１６年0
ナッソー海賊共和国
英国はスペインと
国家問題に発展している

35
00:02:35,920 --> 00:02:39,120
英国はスペインと
国家問題に発展している

36
00:02:39,360 --> 00:02:41,520
‎昔がなつかしい

37
00:02:42,360 --> 00:02:46,160
‎ホーニゴールドの隠れ家に
‎身を寄せている

38
00:02:46,720 --> 00:02:48,960
‎エドワード 寛大にな

39
00:02:51,360 --> 00:02:53,880
‎ヘンリー
‎ナッソーにようこそ

40
00:02:56,720 --> 00:02:58,280
‎ペットも一緒か？

41
00:03:01,800 --> 00:03:04,160
‎俺のお慰み用だ

42
00:03:04,640 --> 00:03:08,200
継承戦争時は
２人とも私掠として

43
00:03:08,280 --> 00:03:09,640
ジャマイカ総督
ハミルトンに仕えていた

44
00:03:09,640 --> 00:03:12,320
ジャマイカ総督
ハミルトンに仕えていた
歴史家
エド･フォックス

45
00:03:12,320 --> 00:03:12,400
歴史家
エド･フォックス

46
00:03:12,400 --> 00:03:14,200
歴史家
エド･フォックス
しかし生い立ちは
全く異なる

47
00:03:14,200 --> 00:03:15,960
しかし生い立ちは
全く異なる

48
00:03:16,040 --> 00:03:20,120
‎ジャマイカの農園主の家系の
‎ジェニングスは

49
00:03:20,200 --> 00:03:24,560
‎ホーニゴールドを 野暮な
‎船乗りだと見下していた

50
00:03:24,640 --> 00:03:25,640
ホーニゴールドが造った
ナッソーの海賊共和国で

51
00:03:25,640 --> 00:03:29,720
ホーニゴールドが造った
ナッソーの海賊共和国で
作家
コリン･ウッドワード

52
00:03:29,720 --> 00:03:29,800
作家
コリン･ウッドワード

53
00:03:29,800 --> 00:03:30,600
作家
コリン･ウッドワード
世話になることを
恥じていたはずだ

54
00:03:30,600 --> 00:03:33,920
世話になることを
恥じていたはずだ

55
00:03:34,000 --> 00:03:38,320
‎お互い拮抗する海賊の軍団を
‎率いていたからだ

56
00:03:38,400 --> 00:03:41,640
‎奴の手綱を握っておけよ

57
00:03:42,880 --> 00:03:45,000
‎平和な町で騒ぎはご免だ

58
00:03:45,520 --> 00:03:47,720
‎お尋ね者とか？

59
00:03:48,280 --> 00:03:53,440
‎俺らと一緒に雲隠れするとは
‎イラついてるだろうよ

60
00:03:54,480 --> 00:03:55,680
‎２人はかつて

61
00:03:55,760 --> 00:03:59,080
‎ジェニングスの船に
‎乗ったことがある

62
00:04:02,160 --> 00:04:03,280
‎やめてくれ

63
00:04:04,720 --> 00:04:05,560
‎お願いだ

64
00:04:05,640 --> 00:04:10,280
‎ベラミーは彼の野蛮な行為に
‎我慢できないでいた

65
00:04:10,360 --> 00:04:11,680
‎助けてくれ

66
00:04:11,760 --> 00:04:13,280
‎話すからやめろ

67
00:04:15,320 --> 00:04:19,840
‎それゆえ ホーニゴールドの
‎海賊団に乗り換えていた

68
00:04:20,360 --> 00:04:24,000
‎コイツが使えるか
‎もう少し時間をくれ

69
00:04:25,120 --> 00:04:27,080
‎これを見舞ってやる！

70
00:04:29,880 --> 00:04:31,320
‎手を引っ込めろ

71
00:04:32,920 --> 00:04:33,760
‎ティーチ

72
00:04:34,240 --> 00:04:38,240
‎貴様の友達をつないでおけ

73
00:04:39,640 --> 00:04:42,360
‎シーザーは
‎自由が好きな男でね

74
00:04:43,200 --> 00:04:45,720
‎貴様の喉をかき切るようなら

75
00:04:46,360 --> 00:04:48,480
‎俺がとどめを刺してやる

76
00:04:50,040 --> 00:04:53,960
‎ジェニングスと
‎ホーニゴールドはこう悟った

77
00:04:54,040 --> 00:04:57,120
‎２派が海賊共和国で
‎成功するには

78
00:04:57,200 --> 00:04:59,160
‎無言の協力が必要だと

79
00:04:59,240 --> 00:05:02,080
‎危うい橋の上の同盟だった

80
00:05:02,560 --> 00:05:07,000
‎ようやく手にした忠誠は
‎簡単に手からこぼれ落ちる

81
00:05:07,840 --> 00:05:10,920
‎ホーニゴールドの国王への
‎忠誠心は

82
00:05:11,000 --> 00:05:12,960
‎理解を得られなかった

83
00:05:14,320 --> 00:05:16,600
‎忠誠心など笑い種だ

84
00:05:18,240 --> 00:05:19,800
‎どっちにも転べる

85
00:05:21,240 --> 00:05:25,720
‎戦利品をみすみす
‎逃したくない奴もいるだろう

86
00:05:27,040 --> 00:05:30,520
‎ベラミーなんか
‎そうじゃないのか？

87
00:05:32,280 --> 00:05:34,800
‎今はそしらぬ顔をしてるがね

88
00:05:42,720 --> 00:05:43,600
この１００年以上

89
00:05:43,600 --> 00:05:44,320
この１００年以上
作家
マーク･ハンナ

90
00:05:44,320 --> 00:05:44,400
作家
マーク･ハンナ

91
00:05:44,400 --> 00:05:47,360
作家
マーク･ハンナ
イギリスの海賊は
敵対国を襲撃してきた

92
00:05:47,360 --> 00:05:48,320
イギリスの海賊は
敵対国を襲撃してきた

93
00:05:48,400 --> 00:05:51,120
‎スペインやポルトガル船だ

94
00:05:51,200 --> 00:05:55,240
‎初めてイギリス船に
‎狙いが向けられたのは

95
00:05:55,320 --> 00:05:57,640
‎継承戦争 終結前後からだ

96
00:05:58,280 --> 00:06:02,840
‎海賊共和国の親玉である
‎ホーニゴールドは

97
00:06:02,920 --> 00:06:07,080
‎実際 当時の海賊文化を
‎踏襲していた

98
00:06:07,160 --> 00:06:08,560
私掠だった
自分の過去を顧みて―

99
00:06:08,560 --> 00:06:10,080
私掠だった
自分の過去を顧みて―
アメリカ海軍兵学校
Ｖ･ランスフォード博士

100
00:06:10,080 --> 00:06:10,200
アメリカ海軍兵学校
Ｖ･ランスフォード博士

101
00:06:10,200 --> 00:06:12,960
アメリカ海軍兵学校
Ｖ･ランスフォード博士
イギリス船の襲撃は
極力避けていた

102
00:06:12,960 --> 00:06:14,080
イギリス船の襲撃は
極力避けていた

103
00:06:15,360 --> 00:06:17,320
‎イギリス船は襲わない

104
00:06:19,120 --> 00:06:20,120
‎自国の船だ

105
00:06:21,480 --> 00:06:23,560
‎そこだけは譲れない

106
00:06:24,160 --> 00:06:27,760
‎ベラミーはそれほど
‎こだわっていない

107
00:06:27,840 --> 00:06:32,880
‎機会があれば どんな商船も
‎餌食にしようと考えていた

108
00:06:33,720 --> 00:06:38,080
‎ドイツ人のジョージ１世が
‎新しく王に就いた

109
00:06:38,720 --> 00:06:40,840
‎英語を話さない

110
00:06:40,920 --> 00:06:46,240
‎イギリスも 王位にこだわる
‎ドイツ野郎も

111
00:06:46,320 --> 00:06:49,600
‎こっちのことなんか
‎どうでもいいんだ

112
00:06:49,680 --> 00:06:52,920
‎カネさえ入ってくればな！

113
00:06:53,000 --> 00:06:56,960
‎彼は敬意を表して
‎こう言ってるんだ

114
00:06:57,040 --> 00:07:01,720
‎たとえ本国にたてつこうとも
‎死ぬ気で戦うと

115
00:07:07,400 --> 00:07:09,360
‎アイツらには要注意だ

116
00:07:13,640 --> 00:07:15,960
‎最強のオンナがいる

117
00:07:16,200 --> 00:07:17,320
‎うまそうだ

118
00:07:20,160 --> 00:07:24,320
‎のちに最も有名な
‎女海賊になる アン･ボニー

119
00:07:25,480 --> 00:07:29,160
‎イギリスに対して
‎個人的恨みを持っていた

120
00:07:29,360 --> 00:07:32,280
‎アイルランドの
‎カトリック教徒は

121
00:07:32,360 --> 00:07:35,640
‎イギリスに忠誠を誓う必要は
‎なかった

122
00:07:38,560 --> 00:07:40,320
‎男は欲しいがままに

123
00:07:41,920 --> 00:07:42,920
‎手に入れる

124
00:07:45,760 --> 00:07:51,200
‎盗もうが ウソをつこうが
‎殺そうが ‎騙(だま)‎そうが…

125
00:07:53,320 --> 00:07:55,000
‎弱い者の背後には

126
00:07:56,040 --> 00:07:57,920
‎魔の手が忍び寄り

127
00:07:58,400 --> 00:08:01,040
‎犯し 喉をかき切る

128
00:08:14,160 --> 00:08:15,720
‎あんたの望みは？

129
00:08:18,200 --> 00:08:22,360
‎財をなして イギリスで
‎金持ちになりたいだけだ

130
00:08:22,960 --> 00:08:26,640
‎イギリス？　うら寒くて
‎雨ばかり降って―

131
00:08:27,760 --> 00:08:31,440
‎王がいて
‎法律や税に縛られる国に？

132
00:08:33,200 --> 00:08:37,240
‎神に見捨てられた‎輩(やから)‎は
‎あんたなど意に介さない

133
00:08:39,920 --> 00:08:43,520
‎ウチは一生
‎海賊として奪いまくり―

134
00:08:43,600 --> 00:08:46,040
‎阻止する者を殺しまくる

135
00:08:48,600 --> 00:08:51,040
‎俺はナッソーが好きだ

136
00:08:53,080 --> 00:08:54,160
‎でも いずれ

137
00:08:55,280 --> 00:08:56,640
‎終われる身に…

138
00:09:06,600 --> 00:09:11,760
‎間もなく ホーニゴールドの
‎忠誠心が試されることになる

139
00:09:15,200 --> 00:09:16,200
‎商船だ

140
00:09:17,080 --> 00:09:20,920
‎実際問題
‎イギリス商船と遭遇した際

141
00:09:21,000 --> 00:09:23,800
‎ホーニゴールドは躊躇した

142
00:09:24,960 --> 00:09:26,120
‎クソくらえだ

143
00:09:26,440 --> 00:09:28,120
‎ベラミーは無頓着

144
00:09:28,200 --> 00:09:29,760
‎海賊旗を揚げろ！

145
00:09:29,840 --> 00:09:32,840
‎カネのなる木かも
‎しれなかった

146
00:09:32,920 --> 00:09:35,240
‎しかし船長は弱腰だった

147
00:09:42,680 --> 00:09:44,240
‎ベラミーの成功に

148
00:09:44,320 --> 00:09:47,600
‎ホーニゴールドは
‎窮地に立たされる

149
00:09:56,360 --> 00:10:02,000
‎開運業や海軍で言うところの
‎反乱の様相を呈していた

150
00:10:02,080 --> 00:10:04,400
‎海賊ではありえないことだ

151
00:10:04,480 --> 00:10:06,480
船内は民主主義だとは
よく聞く話だ

152
00:10:06,480 --> 00:10:08,920
船内は民主主義だとは
よく聞く話だ
作家
サム･コニフ

153
00:10:09,000 --> 00:10:11,480
‎だが徹底の度合いは不明だ

154
00:10:12,800 --> 00:10:15,640
‎全員に選挙権が
‎与えられている

155
00:10:16,360 --> 00:10:20,440
‎力不足として船長罷免の
‎投票がなされようなら

156
00:10:20,520 --> 00:10:23,120
‎新しい船長の選出も可能だ

157
00:10:23,920 --> 00:10:27,880
‎ホーニゴールドが信頼を置く
‎副官 ティーチは

158
00:10:27,960 --> 00:10:29,440
‎投票を計画した

159
00:10:30,080 --> 00:10:31,360
‎いいか？

160
00:10:33,160 --> 00:10:34,840
‎決定に納得か？

161
00:10:40,760 --> 00:10:41,840
‎決まりだな

162
00:10:41,920 --> 00:10:45,520
‎ベラミーは海賊らを鼓舞し

163
00:10:45,600 --> 00:10:49,880
‎どのような獲物も狙うと
‎言っていた

164
00:10:49,960 --> 00:10:52,840
‎それに感化された人は
‎多かった

165
00:10:54,040 --> 00:10:55,280
‎それでいいか

166
00:10:56,960 --> 00:11:00,880
‎ベラミーはいい奴だ
‎彼ならやってのける

167
00:11:16,720 --> 00:11:17,880
‎投票を行った

168
00:11:26,080 --> 00:11:27,640
‎結論は？

169
00:11:30,280 --> 00:11:35,000
‎ベラミーが船長で
‎ウィリアムズが操舵手だ

170
00:11:37,200 --> 00:11:40,480
‎尊敬される人物だったが
‎投票で負けた

171
00:11:40,560 --> 00:11:42,680
‎得票数は３分の１だった

172
00:11:42,760 --> 00:11:47,520
‎その結果 ホーニゴールドは
‎艦隊長から身を引いた

173
00:11:50,080 --> 00:11:51,360
‎貴様は？

174
00:11:55,800 --> 00:11:57,880
‎あんたに ついていく

175
00:11:58,360 --> 00:11:59,880
海賊のイメージは

176
00:11:59,880 --> 00:12:00,760
海賊のイメージは
歴史学教授
タマラ･ウォーカー

177
00:12:00,760 --> 00:12:00,840
歴史学教授
タマラ･ウォーカー

178
00:12:00,840 --> 00:12:04,480
歴史学教授
タマラ･ウォーカー
往々にして
法に従わない暴徒だ

179
00:12:04,480 --> 00:12:04,560
歴史学教授
タマラ･ウォーカー

180
00:12:04,560 --> 00:12:06,040
歴史学教授
タマラ･ウォーカー
そして
信じるのは自分たちだけ

181
00:12:06,040 --> 00:12:07,280
そして
信じるのは自分たちだけ

182
00:12:07,360 --> 00:12:11,320
‎ティーチがホーニゴールドに
‎示したような―

183
00:12:11,400 --> 00:12:14,000
‎忠誠の形があるとは驚きだ

184
00:12:15,440 --> 00:12:16,640
‎恩に着る

185
00:12:19,000 --> 00:12:22,640
‎船を手に入れるから
‎貴様が船長になれ

186
00:12:23,280 --> 00:12:24,840
‎そして部隊を創る

187
00:12:25,200 --> 00:12:27,160
‎俺みたいに間違えるな

188
00:12:54,920 --> 00:12:58,400
‎ホーニゴールドは
‎アンに安らぎを求めた

189
00:12:58,480 --> 00:13:02,360
‎過去を断ち切るために
‎海賊になった女である

190
00:13:02,440 --> 00:13:04,520
‎ダンナが‎妬(や)‎くぞ

191
00:13:04,600 --> 00:13:06,440
‎ただの腰抜けさ

192
00:13:08,480 --> 00:13:10,440
‎結婚は失敗だった

193
00:13:14,680 --> 00:13:16,560
‎男は嫌いなのでは？

194
00:13:16,640 --> 00:13:18,160
‎使い道はあるさ

195
00:13:19,520 --> 00:13:21,080
‎でも男は弱虫ね

196
00:13:22,960 --> 00:13:24,320
‎あたしの父親も

197
00:13:26,840 --> 00:13:29,440
‎女中との間に子供を作った

198
00:13:31,400 --> 00:13:33,360
‎放り出しもしなかった

199
00:13:34,040 --> 00:13:35,200
‎できなかった

200
00:13:36,600 --> 00:13:40,880
‎本妻の前で
‎あたしを少年として育てた

201
00:13:42,680 --> 00:13:46,440
‎事務員だと言って
‎家に連れてきたのさ

202
00:13:49,000 --> 00:13:52,360
‎すぐに本妻は事実を知った

203
00:13:52,920 --> 00:13:54,880
‎そしたら本妻を置いて

204
00:13:55,120 --> 00:13:58,040
‎父はあたしらと
‎アメリカに渡った

205
00:13:58,360 --> 00:14:00,040
父親は事業を始め

206
00:14:00,160 --> 00:14:01,840
豊かな土地の領主として
弁護士時代より成功した

207
00:14:01,840 --> 00:14:04,600
豊かな土地の領主として
弁護士時代より成功した
作家
ローラ･ダンカム

208
00:14:04,600 --> 00:14:04,680
作家
ローラ･ダンカム

209
00:14:04,680 --> 00:14:06,920
作家
ローラ･ダンカム
アンは１２歳の時から
そこの女主人だった

210
00:14:06,920 --> 00:14:08,160
アンは１２歳の時から
そこの女主人だった

211
00:14:08,280 --> 00:14:12,880
‎アメリカに渡ってすぐ
‎彼女の母親は亡くなっていた

212
00:14:15,040 --> 00:14:17,160
‎あたしはオンナになった

213
00:14:18,520 --> 00:14:23,280
‎父親は良心のかけらもなく
‎あたしのベッドに来た

214
00:14:29,600 --> 00:14:33,480
‎出会ったジェームスは
‎あたしの隠れ‎蓑(みの)‎だった

215
00:14:34,760 --> 00:14:36,320
‎でも他の男と同じ

216
00:14:38,160 --> 00:14:39,520
‎体目当てだった

217
00:14:53,080 --> 00:14:55,400
‎ベラミーの伝説の誕生

218
00:14:56,520 --> 00:15:01,160
‎その髪の色から “ブラック･
‎サム”と呼ばれる男

219
00:15:01,840 --> 00:15:08,600
‎戦術家であり大胆不敵
‎恐れを知らない革新主義者だ

220
00:15:08,680 --> 00:15:10,760
‎さっさと目録を出せ

221
00:15:11,680 --> 00:15:14,840
‎経歴や
‎襲撃するペースの速さから

222
00:15:14,920 --> 00:15:19,240
‎何かに生き急いでいると
‎感じさせるものがあった

223
00:15:20,840 --> 00:15:22,440
ケープコッド
イーストハム

224
00:15:22,440 --> 00:15:24,560
ケープコッド
イーストハム
その〝何か〞とは
愛する人のことだった

225
00:15:24,560 --> 00:15:25,840
その〝何か〞とは
愛する人のことだった

226
00:15:26,440 --> 00:15:29,240
‎ベラミーが結婚の約束をし―

227
00:15:29,320 --> 00:15:32,560
‎今は一児の母となった
‎メアリー

228
00:15:34,200 --> 00:15:35,440
婚外で生まれた子供は
一族の恥ということで

229
00:15:35,440 --> 00:15:38,400
婚外で生まれた子供は
一族の恥ということで
歴史家
イッズィ･ローレンス

230
00:15:38,400 --> 00:15:38,480
歴史家
イッズィ･ローレンス

231
00:15:38,480 --> 00:15:40,200
歴史家
イッズィ･ローレンス
彼女は家を
追い出されていた

232
00:15:40,200 --> 00:15:41,200
彼女は家を
追い出されていた

233
00:15:41,280 --> 00:15:44,000
‎彼女は隠れて
‎子供を育てていた

234
00:15:44,920 --> 00:15:47,040
‎だが人生には希望がある

235
00:15:47,120 --> 00:15:48,600
‎ブラック･サムは

236
00:15:48,680 --> 00:15:52,160
‎金持ちになるという約束に
‎近づいていた

237
00:15:53,560 --> 00:15:53,880
〝ボストン･
ニュース･レター〞

238
00:15:53,880 --> 00:15:56,200
〝ボストン･
ニュース･レター〞

239
00:15:53,880 --> 00:15:56,200
‎悪名高い
‎サミュエル･ベラミー

240
00:15:56,200 --> 00:15:56,920
‎悪名高い
‎サミュエル･ベラミー

241
00:15:57,800 --> 00:15:59,360
‎ケープコッド沖で

242
00:15:59,440 --> 00:16:03,000
‎モーニングスター号を拿捕し
‎乗っ取った

243
00:16:08,960 --> 00:16:13,840
‎そして乗客から
‎金や財宝を次々と奪った

244
00:16:13,920 --> 00:16:16,600
‎彼は瞬く間に有名になった

245
00:16:16,680 --> 00:16:19,600
‎彼女の元を離れて
‎数ヵ月のうちに

246
00:16:19,680 --> 00:16:22,960
‎すでに世界最悪の海賊と
‎呼ばれていた

247
00:16:23,600 --> 00:16:28,200
‎しかしケガ人はおらず
‎船は航海を続けた

248
00:16:28,280 --> 00:16:30,040
‎貴様 処刑されるぞ

249
00:16:30,120 --> 00:16:30,920
‎すぐ戻る

250
00:16:33,120 --> 00:16:34,760
‎戻ってくるのね

251
00:16:35,760 --> 00:16:37,120
‎一緒に暮らせる

252
00:16:37,560 --> 00:16:40,360
‎私たちお金持ちよ
‎ねえ 愛する子

253
00:16:45,760 --> 00:16:50,000
‎だがベラミーには海賊は
‎盗み以上の意味があった

254
00:16:50,840 --> 00:16:56,360
‎彼は明らかに社会に対する
‎反逆心に突き動かされていた

255
00:16:56,920 --> 00:16:59,120
‎俺はロビン･フッドだ

256
00:16:59,400 --> 00:17:03,760
‎ベラミーは 襲撃した船から
‎戦利品を分配するのに

257
00:17:03,840 --> 00:17:06,520
‎公平で公正だとの評価を得た

258
00:17:06,600 --> 00:17:07,440
‎いいか

259
00:17:08,000 --> 00:17:09,560
‎できる奴が欲しい

260
00:17:09,840 --> 00:17:12,920
‎彼らが誇りに
‎思っていたことがある

261
00:17:13,000 --> 00:17:17,760
‎戦利品を分配することで
‎圧制から解放される機会を―

262
00:17:17,840 --> 00:17:21,080
‎乗組員に与えられると
‎思っていた

263
00:17:26,520 --> 00:17:32,120
‎商船では卑劣な商人に
‎死ぬまで働かされ―

264
00:17:32,200 --> 00:17:34,320
‎理由もなくムチ打たれる

265
00:17:34,400 --> 00:17:37,680
‎ここでは貴様らは
‎一国の主ほど稼げる

266
00:17:38,040 --> 00:17:42,000
‎俺が気に入らなければ
‎投票で俺を交代させろ

267
00:17:42,640 --> 00:17:43,800
‎そのとおりだ

268
00:17:43,880 --> 00:17:47,840
‎全員が投票権を持ち
‎戦利品は均等に分配する

269
00:17:49,520 --> 00:17:50,320
‎商船では

270
00:17:50,400 --> 00:17:54,960
‎犬のように働かされ カネは
‎そいつのポケットに入る

271
00:17:55,040 --> 00:17:57,960
‎そして小銭しか
‎手にしないんだぞ

272
00:17:59,760 --> 00:18:01,880
‎いい生活をしたいんだろ

273
00:18:04,120 --> 00:18:05,320
‎チャンスだ

274
00:18:08,400 --> 00:18:12,440
‎ベラミーは貿易商から
‎奪った富を分配する一方

275
00:18:12,520 --> 00:18:14,360
‎仲間も集めた

276
00:18:15,360 --> 00:18:16,920
‎中には少年もいた

277
00:18:18,960 --> 00:18:22,360
‎ジョン･キングという少年が
‎乗客にいた

278
00:18:22,680 --> 00:18:26,920
‎裕福な家族の出で
‎母親と旅をしていた

279
00:18:27,000 --> 00:18:29,040
‎海のロビン･フッドだろ

280
00:18:29,120 --> 00:18:32,400
‎富める者から奪い
‎貧しい者に分けてる

281
00:18:32,480 --> 00:18:38,080
‎海賊はワクワクして魅力的な
‎ものだと思っていた彼は

282
00:18:38,160 --> 00:18:42,880
‎母親に頼んで 乗組員の
‎仲間入りをさせてもらった

283
00:18:43,560 --> 00:18:45,520
‎物語とは違うぞ

284
00:18:46,480 --> 00:18:47,320
‎泥棒をし

285
00:18:48,080 --> 00:18:49,680
‎人を殺すかも

286
00:18:50,720 --> 00:18:51,720
‎あるいは…

287
00:18:51,840 --> 00:18:55,120
‎あんたをつるして
‎サメに食わせるかも

288
00:18:55,760 --> 00:18:58,120
‎いいんだ　海賊になりたい

289
00:18:59,000 --> 00:19:01,560
‎ジョン ようこそ 海賊船へ

290
00:19:02,680 --> 00:19:04,920
‎ジョン･キングはおそらく

291
00:19:05,000 --> 00:19:08,080
‎絶望から
‎夢を見つけたんだと思う

292
00:19:08,720 --> 00:19:10,840
‎だが海賊の生きざまは

293
00:19:10,920 --> 00:19:14,880
‎当初 思っていたほど
‎楽しいものではなかった

294
00:19:17,000 --> 00:19:19,520
‎ベラミーは金持ちになった

295
00:19:22,280 --> 00:19:25,960
アメリカの植民地に
向かうイギリス商船が

296
00:19:26,040 --> 00:19:27,680
原資だった

297
00:19:30,560 --> 00:19:33,080
スポッツウッド総督が
受け取った報告には

298
00:19:33,080 --> 00:19:34,240
スポッツウッド総督が
受け取った報告には
バージニア州
ウィリアムズバーグ

299
00:19:34,240 --> 00:19:34,360
バージニア州
ウィリアムズバーグ

300
00:19:34,360 --> 00:19:36,880
バージニア州
ウィリアムズバーグ
海賊軍団の急成長の
様子が書かれていた

301
00:19:36,880 --> 00:19:40,120
海賊軍団の急成長の
様子が書かれていた

302
00:19:40,160 --> 00:19:45,240
‎そして貿易の安全性を損なう
‎危険があると結論付けていた

303
00:19:46,680 --> 00:19:51,760
‎彼が統括する直轄植民地では
‎貴重な産物を採取していた

304
00:19:52,400 --> 00:19:53,240
‎タバコだ

305
00:19:53,880 --> 00:19:57,640
‎つまり 運搬する貿易船を
‎守る責任があった

306
00:19:57,720 --> 00:20:02,200
‎チェサピークの町は
‎タバコ産業に依存しており

307
00:20:02,280 --> 00:20:05,200
‎ひいては
‎イギリス経済も左右した

308
00:20:07,680 --> 00:20:09,400
‎事態は悪化した

309
00:20:09,480 --> 00:20:14,440
‎まもなく海賊は イギリスの
‎心臓部を突いたのだ

310
00:20:15,320 --> 00:20:16,320
‎奴隷である

311
00:20:18,520 --> 00:20:20,120
‎危機が迫っていた

312
00:20:20,200 --> 00:20:23,280
‎スポッツウッドなど
‎総督はこぞって

313
00:20:23,360 --> 00:20:27,280
‎船をイギリスの荷主へと
‎急ぎ 送り出した

314
00:20:29,520 --> 00:20:33,960
‎そして対処の必要性を
‎繰り返し訴えた

315
00:20:36,400 --> 00:20:40,120
‎“誠意ある対応を求む
‎スポッツウッド”

316
00:20:45,680 --> 00:20:50,200
‎海賊団で取りざたされたのは
‎ベラミーだけではない

317
00:20:55,760 --> 00:21:01,120
‎アン･ボニーはいわゆる
‎“あげまん”と言われていた

318
00:21:02,640 --> 00:21:03,840
アンは富を築こうと
虎視眈々(たんたん)としており

319
00:21:03,840 --> 00:21:06,120
アンは富を築こうと
虎視眈々(たんたん)としており
編集者
ジェシカ･カル

320
00:21:06,120 --> 00:21:06,200
編集者
ジェシカ･カル

321
00:21:06,200 --> 00:21:06,680
編集者
ジェシカ･カル
男とのアバンチュールを
求めていた

322
00:21:06,680 --> 00:21:09,360
男とのアバンチュールを
求めていた

323
00:21:10,520 --> 00:21:14,480
‎そこに登場してくるのは
‎エドワード･ティーチ

324
00:21:15,120 --> 00:21:17,920
‎海賊だがラテン系の学者だ

325
00:21:39,240 --> 00:21:42,240
‎知力は問われない世の中で

326
00:21:42,320 --> 00:21:45,800
‎ティーチは読み書きを
‎身につけていた

327
00:21:46,360 --> 00:21:47,720
‎どうやって？

328
00:21:48,440 --> 00:21:49,280
‎本だ

329
00:21:50,760 --> 00:21:51,760
‎読めるの？

330
00:21:52,960 --> 00:21:56,800
‎詩には素晴らしい意味が
‎隠されている

331
00:22:01,040 --> 00:22:04,800
‎彼は海賊の中では珍しく
‎日記をつけていた

332
00:22:04,880 --> 00:22:08,760
‎学があったから
‎記録の必要性を理解していた

333
00:22:11,960 --> 00:22:12,960
‎何者なの？

334
00:22:18,160 --> 00:22:19,920
‎満たされない詩人だ

335
00:22:21,920 --> 00:22:23,080
‎しかも危険だ

336
00:22:26,320 --> 00:22:28,760
‎大農場の孤児さ

337
00:22:30,440 --> 00:22:31,680
‎誰でもない

338
00:22:33,480 --> 00:22:34,840
‎誰でもないんだ

339
00:22:39,680 --> 00:22:43,080
‎まだ ティーチの評判は
‎聞こえてこない

340
00:22:44,000 --> 00:22:47,360
‎彼よりもずっと若い
‎ベラミーに比べて

341
00:22:47,440 --> 00:22:50,160
‎引き立てられることも
‎なかった

342
00:22:50,680 --> 00:22:55,520
‎常にホーニゴールドに忠実で
‎石橋をたたくタイプだった

343
00:22:56,560 --> 00:23:01,560
‎ホーニゴールドの後を受けて
‎艦隊の再構築を任されていた

344
00:23:03,440 --> 00:23:06,080
‎ベンジャミン号 やってやれ

345
00:23:13,600 --> 00:23:17,320
‎ティーチは思慮深く
‎物静かな戦略家だった

346
00:23:17,400 --> 00:23:20,880
‎船の操り方も人の操り方も
‎心得ていて

347
00:23:20,960 --> 00:23:23,040
‎地に足が付いていた

348
00:23:23,120 --> 00:23:24,600
‎行け！

349
00:23:24,800 --> 00:23:28,680
‎ホーニゴールドの信用を
‎瞬く間に勝ち取った

350
00:23:28,760 --> 00:23:30,240
‎カノン砲 用意！

351
00:23:31,200 --> 00:23:32,800
‎発射！

352
00:23:38,840 --> 00:23:42,120
‎全ての襲撃が
‎成功したわけではないが

353
00:23:42,200 --> 00:23:45,880
‎ホーニゴールドは
‎約束を果たす時が来た

354
00:23:52,440 --> 00:23:54,880
‎新しい船長を紹介する

355
00:23:58,200 --> 00:23:59,320
‎君のものだ

356
00:24:00,520 --> 00:24:01,360
‎挨拶を

357
00:24:02,000 --> 00:24:02,840
‎諸君！

358
00:24:04,360 --> 00:24:05,360
‎くずども！

359
00:24:07,080 --> 00:24:08,440
‎ならず者ども！

360
00:24:09,880 --> 00:24:14,320
‎海にはお宝が採ってくれと
‎言わんばかりに待ってる

361
00:24:15,800 --> 00:24:19,720
‎大金持ちになる
‎派手にやるぞ

362
00:24:25,760 --> 00:24:29,480
‎これがティーチの
‎最初の指揮権発動となる

363
00:24:31,400 --> 00:24:33,920
‎海賊の伝説の始まりは

364
00:24:34,000 --> 00:24:38,240
‎イギリスの奴隷貿易商にとり
‎悪夢の始まりとなる

365
00:24:40,240 --> 00:24:41,760
‎目標は？

366
00:24:42,920 --> 00:24:44,160
‎奪いまくる

367
00:24:45,600 --> 00:24:50,160
‎流血も死人も出さない
‎大きな船に乗ってみせる

368
00:24:50,880 --> 00:24:54,400
‎彼はリーダー 船長として
‎尊敬を集めた

369
00:24:54,880 --> 00:24:57,440
‎海賊として怖いもの知らずだ

370
00:24:57,520 --> 00:25:01,360
‎ベラミー同様
‎人を殺したという記録はない

371
00:25:01,440 --> 00:25:05,120
‎激しい闘争があったのは
‎想像に難くないが

372
00:25:05,200 --> 00:25:07,320
‎人間的なところもあった

373
00:25:07,400 --> 00:25:11,920
‎興味深いのは 海賊の型に
‎はまるタイプではなかった

374
00:25:13,480 --> 00:25:15,720
‎音楽が好きなのか？

375
00:25:17,120 --> 00:25:20,600
‎貴様の知らない事など
‎山ほどある

376
00:25:27,640 --> 00:25:33,360
‎ブラック･シーザーは逸話に
‎事欠かない人物だった

377
00:25:33,440 --> 00:25:36,480
‎アフリカの国の王子だったが

378
00:25:36,560 --> 00:25:40,600
‎捉えられて
‎奴隷として売られたのだ

379
00:25:41,080 --> 00:25:45,040
‎彼については
‎ティーチに出会う前のことは

380
00:25:45,120 --> 00:25:47,280
‎我々は何も知らない

381
00:25:51,480 --> 00:25:55,920
‎奴隷という汚い貿易は
‎イギリスの産業を押し上げた

382
00:25:59,200 --> 00:26:02,920
‎奴隷貿易という名の
‎三角貿易はこうだ

383
00:26:03,000 --> 00:26:07,480
‎アフリカの奴隷を
‎カリブ諸島に連れてきて

384
00:26:07,560 --> 00:26:11,600
‎アメリカの植民地で
‎収穫してあった商品と交換

385
00:26:11,680 --> 00:26:14,640
‎その商品をイギリスに送る

386
00:26:15,320 --> 00:26:16,880
‎恐ろしい考えだ

387
00:26:16,960 --> 00:26:19,280
‎人間が家族から引き離され

388
00:26:19,360 --> 00:26:22,760
‎地球の半分の距離を
‎連れ回される

389
00:26:22,840 --> 00:26:26,320
‎そして商品の支払いとして
‎使われるのだ

390
00:26:26,480 --> 00:26:29,560
‎西欧は中毒のように
‎はまっていった

391
00:26:29,640 --> 00:26:34,160
‎18世紀の植民地で
‎奴隷が必要だった理由は

392
00:26:34,240 --> 00:26:35,160
‎ただ１つ

393
00:26:35,240 --> 00:26:36,480
‎砂糖だ

394
00:26:37,800 --> 00:26:41,120
‎砂糖は西欧の食習慣や
‎味覚にとって

395
00:26:41,200 --> 00:26:44,720
‎ぜいたく品から必需品に
‎変化していた

396
00:26:45,640 --> 00:26:50,600
‎西欧各国は砂糖生産の
‎植民地を海外に持っていた

397
00:26:51,360 --> 00:26:54,400
‎ブラジルやジャマイカ

398
00:26:54,480 --> 00:26:57,840
‎サン＝ドマングやハイチが
‎その例だ

399
00:26:58,560 --> 00:27:01,640
だが奴隷は
砂糖以上の意味があった

400
00:27:01,760 --> 00:27:06,120
砂糖と交換の後は
労働力に回された

401
00:27:07,240 --> 00:27:13,920
‎重労働を強いられ
‎命を落とす人も多かった

402
00:27:14,000 --> 00:27:17,640
‎そして奴隷は
‎日の出から日の入りまで

403
00:27:17,720 --> 00:27:21,600
‎労働以外のことをするのは
‎許されなかった

404
00:27:23,520 --> 00:27:25,600
‎海賊にとってみれば

405
00:27:25,680 --> 00:27:30,160
‎初めて見る光景だったろうと
‎思われる

406
00:27:32,240 --> 00:27:35,680
‎非人道的な狭さの中に
‎乗せられ―

407
00:27:37,320 --> 00:27:40,680
‎何ヵ月も波に揺られた

408
00:27:47,360 --> 00:27:50,920
‎そして 甲板の下に
‎何百人が鎖でつながれ

409
00:27:51,000 --> 00:27:54,200
‎きちんと座れないほど
‎詰め込まれた

410
00:27:57,400 --> 00:28:00,680
‎糞尿や吐しゃ物に
‎まみれていた

411
00:28:00,760 --> 00:28:01,160
また汚染された水を
飲んだことで

412
00:28:01,160 --> 00:28:04,240
また汚染された水を
飲んだことで
作家
レベッカ･サイモン

413
00:28:04,240 --> 00:28:04,320
作家
レベッカ･サイモン

414
00:28:04,320 --> 00:28:05,640
作家
レベッカ･サイモン
赤痢の流行につながった

415
00:28:05,640 --> 00:28:06,840
赤痢の流行につながった

416
00:28:07,800 --> 00:28:13,040
‎大西洋横断の中央航路で
‎５人に１人は亡くなった

417
00:28:17,880 --> 00:28:19,240
‎奴隷貿易により

418
00:28:19,320 --> 00:28:23,480
‎毎年 本国の貿易商の懐に
‎何十億ポンドが入った

419
00:28:23,840 --> 00:28:28,160
‎だが‎船は カリブの海賊が
‎横行している地帯を

420
00:28:28,280 --> 00:28:30,400
‎通らなければならかった

421
00:28:30,520 --> 00:28:34,760
‎海賊のいない地域を
‎迂回(うかい)‎することは不可能だった

422
00:28:34,840 --> 00:28:39,560
‎どの船も海賊の襲撃に遭う
‎危険性と 隣り合わせだった

423
00:28:41,320 --> 00:28:45,120
‎しかし突然 三角貿易の
‎航路が断ち切られた

424
00:28:45,200 --> 00:28:50,000
‎この交易路を利用するのは
‎危険すぎると言うのだ

425
00:28:50,080 --> 00:28:55,040
‎特に海賊の隠れ家である
‎バハマがやり玉に挙げられた

426
00:28:57,400 --> 00:29:01,000
‎海賊が奴隷船を
‎襲うようになると

427
00:29:01,080 --> 00:29:04,840
‎荷主の利益が打撃を受けた

428
00:29:05,760 --> 00:29:07,720
‎次第に大胆になる海賊

429
00:29:07,800 --> 00:29:11,360
‎すると利幅の大きい
‎奴隷貿易 保護のため

430
00:29:11,440 --> 00:29:14,520
‎荷主は大きな武装船が
‎必要となった

431
00:29:15,080 --> 00:29:17,680
‎奴隷船には特徴があった

432
00:29:17,760 --> 00:29:22,280
‎奴隷を大勢積むのに
‎大型船が必要だった

433
00:29:22,360 --> 00:29:27,240
‎そして大西洋航海中の
‎奴隷の死を最小限にするため

434
00:29:27,320 --> 00:29:30,160
‎速度が必要だったのだ

435
00:29:33,200 --> 00:29:37,600
‎さらには海賊などの襲撃を
‎防衛するため

436
00:29:37,680 --> 00:29:39,480
‎武装が必要だった

437
00:29:40,680 --> 00:29:43,360
１７１７年
ロンドン

438
00:29:43,360 --> 00:29:45,040
１７１７年
ロンドン
ここは
イギリス帝国の中心部

439
00:29:45,040 --> 00:29:45,880
ここは
イギリス帝国の中心部

440
00:29:45,920 --> 00:29:49,680
‎奴隷商人のハンフリー･
‎モリスの最新兵器に

441
00:29:49,760 --> 00:29:51,520
‎称賛が集まっていた

442
00:29:53,200 --> 00:29:55,080
‎実に美しい

443
00:29:56,200 --> 00:30:00,320
‎このウィダー号は最速の船だ

444
00:30:01,960 --> 00:30:04,440
‎下院議員のモリスは

445
00:30:04,920 --> 00:30:08,640
‎イングランド銀行の
‎初期の頃の頭取だった

446
00:30:08,720 --> 00:30:13,000
‎つまり イギリス社会で
‎要人だった人物だ

447
00:30:14,720 --> 00:30:16,480
‎荷主でもある同氏は

448
00:30:16,560 --> 00:30:20,320
‎奴隷船 ウィダー号の建造を
‎委託されていた

449
00:30:22,680 --> 00:30:26,200
‎ウィダー号は奴隷専用船で
‎走りも速く

450
00:30:26,280 --> 00:30:29,560
‎大砲を28門 搭載していた

451
00:30:30,800 --> 00:30:34,680
‎風を帆に受けると
‎８ノット出る

452
00:30:35,680 --> 00:30:40,840
‎そして３段のデッキに
‎奴隷を500人 入れられる

453
00:30:45,360 --> 00:30:49,560
‎すごいですな
‎投資も相当額だったでしょう

454
00:30:49,640 --> 00:30:51,400
‎２万ポンドだ

455
00:30:52,480 --> 00:30:56,480
‎だが奴隷を競売にかけると
‎その10倍になるさ

456
00:30:57,320 --> 00:30:58,960
‎かなりの利益だろ

457
00:30:59,680 --> 00:31:04,200
‎それはプリンス船長が
‎船と共に帰還すればの話だ

458
00:31:04,280 --> 00:31:05,280
‎尽力します

459
00:31:08,960 --> 00:31:12,240
‎ジャマイカからの
‎最新の報告だ

460
00:31:16,240 --> 00:31:18,200
‎海賊は大暴れしている

461
00:31:18,480 --> 00:31:22,120
‎それに奴隷船を好んで
‎襲っているそうだ

462
00:31:22,200 --> 00:31:23,680
‎ウィダー号は

463
00:31:23,760 --> 00:31:28,000
‎最新式で殺傷力の高い武器を
‎積んでいた

464
00:31:28,080 --> 00:31:32,480
‎それが海賊の
‎格好の標的となったわけだ

465
00:31:36,120 --> 00:31:40,200
‎海賊どもにウィダーが
‎襲われるわけがない

466
00:31:44,160 --> 00:31:45,360
‎カリブ海では

467
00:31:45,440 --> 00:31:50,080
‎ベラミーとウィリアムズは
‎大きな成果を出せずにいた

468
00:31:50,160 --> 00:31:54,360
‎拿捕したスルタナ号の船長は
‎病に伏していた

469
00:31:56,800 --> 00:31:58,480
‎調子 悪そうだな

470
00:31:58,560 --> 00:32:02,440
‎船から降ろしてやる
‎乗組員は生かしておくぞ

471
00:32:02,520 --> 00:32:06,440
‎俺の船から降りろ　浮浪者め

472
00:32:08,600 --> 00:32:10,920
‎感謝はどこいった？

473
00:32:12,320 --> 00:32:16,880
‎今に笑い事じゃなくなる
‎イギリス海軍にバレてるぞ

474
00:32:19,160 --> 00:32:20,760
‎時間の問題だ

475
00:32:21,240 --> 00:32:24,200
‎しばらく
‎おとなしくしてるか

476
00:32:25,600 --> 00:32:26,640
‎あるいは…

477
00:32:27,160 --> 00:32:28,720
‎この怪物があれば

478
00:32:29,320 --> 00:32:32,080
‎誰も一戦交えようとは
‎思うまい

479
00:32:40,680 --> 00:32:44,160
‎ベラミーはスルタナ号を
‎拿捕したことで

480
00:32:44,240 --> 00:32:46,960
‎自身を次のレベルへ
‎引き上げた

481
00:32:47,040 --> 00:32:50,640
‎海賊としての可能性を
‎存分に広げた

482
00:32:50,720 --> 00:32:55,000
‎殺傷力も高い評価も
‎手に入れたからだ

483
00:32:55,080 --> 00:32:56,440
‎イギリス海軍は

484
00:32:56,520 --> 00:33:00,440
‎セントクロイ島近くにいる
‎彼を追っていた

485
00:33:00,520 --> 00:33:02,320
‎軍艦スカボローは

486
00:33:02,400 --> 00:33:06,440
‎ベラミーの所在に関し
‎極秘情報を入手していた

487
00:33:06,520 --> 00:33:10,120
‎そして彼の船を探すべく
‎巡回していた

488
00:33:10,200 --> 00:33:14,000
‎軍艦は海賊船を視界に捉え
‎攻撃を開始した

489
00:33:21,120 --> 00:33:22,720
‎軍艦は走り去った

490
00:33:22,800 --> 00:33:27,920
‎船に致命的な損害を与え
‎海賊は岸まで逃げたと思った

491
00:33:30,120 --> 00:33:31,760
‎だが その晩遅く

492
00:33:32,360 --> 00:33:35,640
‎ベラミーの姿が
‎セントクロイにあった

493
00:33:35,720 --> 00:33:37,640
‎戦いの直後のことだ

494
00:33:53,960 --> 00:33:55,120
‎マーテルか？

495
00:33:57,760 --> 00:33:59,160
‎どうしたんだ？

496
00:33:59,280 --> 00:34:02,200
‎イギリスの野郎に
‎船を沈められた

497
00:34:13,920 --> 00:34:16,480
‎海軍がマーテルらを攻撃した

498
00:34:17,240 --> 00:34:19,480
‎手当たり次第には すまい

499
00:34:21,280 --> 00:34:22,840
‎俺らが目当てか？

500
00:34:22,920 --> 00:34:24,160
‎だろうな

501
00:34:24,800 --> 00:34:29,800
‎時を遡り マーテルらは
‎奴隷船を拿捕していた

502
00:34:30,280 --> 00:34:32,000
‎ここに40人いる

503
00:34:32,080 --> 00:34:37,040
‎だが スカボローが沈める前
‎船殻にあと60人いたそうだ

504
00:34:44,160 --> 00:34:46,360
‎どうすればいいか？

505
00:34:52,920 --> 00:34:53,840
‎使おう

506
00:35:02,800 --> 00:35:06,680
‎このことでアフリカの奴隷は
‎可能性に富み―

507
00:35:06,760 --> 00:35:12,640
‎自由で冒険に満ちている
‎海賊の世界が開けたと考えた

508
00:35:14,880 --> 00:35:17,600
‎海賊は
‎最善の選択肢ではないが

509
00:35:17,680 --> 00:35:19,880
‎奴隷でいるより良かった

510
00:35:19,960 --> 00:35:22,880
‎希望の持てる
‎進歩だったはずだ

511
00:35:22,960 --> 00:35:25,960
‎タダで手に入れた
‎アフリカ人が

512
00:35:26,040 --> 00:35:30,880
‎イギリスの商船を
‎操舵できるだけでない

513
00:35:30,960 --> 00:35:34,800
‎その船を支配できる
‎ということは―

514
00:35:34,880 --> 00:35:36,240
‎恐るべきことだ

515
00:35:36,320 --> 00:35:39,240
‎経済を
‎ひっくり返すこともできる

516
00:35:42,680 --> 00:35:46,920
ブラック･サムは
イギリス帝国の害だった

517
00:35:49,280 --> 00:35:50,680
ケープコッドでは
彼の愛するメアリーが

518
00:35:50,680 --> 00:35:52,760
ケープコッドでは
彼の愛するメアリーが
ケープコッド
イーストハム

519
00:35:52,760 --> 00:35:52,840
ケープコッド
イーストハム

520
00:35:52,840 --> 00:35:55,160
ケープコッド
イーストハム
一人で子育てに
明け暮れていた

521
00:35:55,160 --> 00:35:56,120
一人で子育てに
明け暮れていた

522
00:36:04,560 --> 00:36:05,640
‎赤ちゃん

523
00:36:10,720 --> 00:36:11,560
‎ねえ？

524
00:36:14,200 --> 00:36:15,520
‎大丈夫よ

525
00:36:18,080 --> 00:36:19,240
‎私の赤ちゃん

526
00:36:19,320 --> 00:36:21,080
‎息をしていなかった

527
00:36:21,160 --> 00:36:25,920
‎当時 私生児を産むより
‎つらかったのは ただ１つ…

528
00:36:26,000 --> 00:36:27,360
‎失うことだった

529
00:36:30,120 --> 00:36:31,080
‎いや！

530
00:36:33,960 --> 00:36:35,320
‎そんなのいや！

531
00:36:38,200 --> 00:36:39,040
‎いや！

532
00:36:40,160 --> 00:36:43,520
‎彼女が殺したと疑われた

533
00:36:47,240 --> 00:36:48,640
‎殺してない

534
00:36:49,560 --> 00:36:50,920
‎殺してなんか…

535
00:36:52,040 --> 00:36:53,560
‎いない…

536
00:36:53,640 --> 00:36:55,840
‎私は殺してない

537
00:36:55,920 --> 00:36:58,120
‎あんたを逮捕する

538
00:36:58,200 --> 00:36:59,440
‎殺してない

539
00:36:59,560 --> 00:37:00,440
‎来い

540
00:37:00,520 --> 00:37:01,520
‎私じゃない

541
00:37:03,480 --> 00:37:06,680
‎ブラック･サムは
‎窮状を知らなかった

542
00:37:07,360 --> 00:37:10,000
‎カリブ海では巨大な奴隷船が

543
00:37:10,640 --> 00:37:13,560
‎彼を手招きしていた

544
00:37:18,400 --> 00:37:22,160
‎奴隷専用船 ウィダー号は
‎ポートロイヤルで

545
00:37:22,240 --> 00:37:24,000
‎人身売買を行った

546
00:37:26,720 --> 00:37:30,640
‎そしてロンドンに向けて
‎出港する時は

547
00:37:30,720 --> 00:37:32,960
‎財宝を積み込んでいた

548
00:37:35,120 --> 00:37:38,040
‎ヒスパニオラ島と
‎キューバの間で

549
00:37:39,040 --> 00:37:42,080
‎見張りが
‎水平線の船に気付いた

550
00:37:47,400 --> 00:37:52,000
‎プリンス船長は当初
‎イギリス海軍の分隊と思った

551
00:37:54,280 --> 00:37:55,120
‎しまった

552
00:37:55,800 --> 00:38:00,040
‎だがすぐに 海賊に
‎追われていることを知る

553
00:38:00,120 --> 00:38:04,560
‎船は海賊旗を掲げており
‎拿捕する意志を表していた

554
00:38:06,160 --> 00:38:08,920
‎船はウィダー号に近づいた

555
00:38:10,040 --> 00:38:12,560
‎戦いの時が迫っていた

556
00:38:12,640 --> 00:38:15,920
‎カノン砲を積んでる

557
00:38:18,000 --> 00:38:19,320
‎20門 以上だな

558
00:38:22,160 --> 00:38:24,560
‎奪うだけのことさ

559
00:38:24,640 --> 00:38:27,080
‎ウィダー号は公海へ急いだ

560
00:38:27,560 --> 00:38:29,800
‎諦めるベラミーではない

561
00:38:33,760 --> 00:38:37,280
‎３日間 500キロ以上
‎追いかけた末―

562
00:38:37,360 --> 00:38:41,240
‎ベラミーらはキャノン砲の
‎射距離に入った

563
00:38:42,440 --> 00:38:44,160
‎向こうは１隻だ

564
00:38:44,720 --> 00:38:47,760
‎あの大きさなら
‎先にやられるかも

565
00:38:47,840 --> 00:38:48,840
‎ありえる

566
00:38:49,400 --> 00:38:50,240
‎でも…

567
00:38:51,360 --> 00:38:55,320
‎こっちの武器に
‎向こうはチビるだろうよ

568
00:39:01,960 --> 00:39:02,800
‎準備完了

569
00:39:07,080 --> 00:39:10,360
‎ベラミーは
‎船をウィダーに横付けした

570
00:39:10,440 --> 00:39:14,360
‎奴隷船の乗組員は
‎悪夢を見ることになる

571
00:39:15,240 --> 00:39:16,440
‎フザけんな

572
00:39:26,880 --> 00:39:31,240
‎ベラミーは心理戦で
‎先手を打った

573
00:39:31,320 --> 00:39:36,000
‎20人ほどのアフリカ人が
‎足‎枷(かせ)‎を外し武器を持っていた

574
00:39:37,680 --> 00:39:41,520
‎大西洋で奴隷を
‎運んでいた船長にとって

575
00:39:42,360 --> 00:39:45,080
‎おぞましい光景だった

576
00:39:45,200 --> 00:39:46,800
‎運んでいる奴隷が

577
00:39:46,880 --> 00:39:50,920
‎船長に対して
‎復讐する姿を思い起こさせた

578
00:39:52,120 --> 00:39:56,160
‎結わえられた奴隷に
‎船長は恐れることはないが

579
00:39:56,280 --> 00:39:58,240
‎短剣を持ったら…

580
00:39:58,320 --> 00:40:00,640
‎武器を置いて
‎帆を下げろ！

581
00:40:01,040 --> 00:40:04,120
‎簡単に答えの見つからない
‎心理戦だ

582
00:40:08,520 --> 00:40:12,920
‎商船には砂糖やタバコを
‎積んでいることが多い

583
00:40:13,000 --> 00:40:15,320
‎少しは価値のあるものだが

584
00:40:15,400 --> 00:40:20,040
‎交易しない限り 価値のある
‎うれしい商品でもない

585
00:40:20,120 --> 00:40:25,200
‎しかしウィダー号の船殻には
‎金が詰まっていた

586
00:40:25,280 --> 00:40:29,600
‎海賊なら のどから
‎手が出るほど欲しい物だった

587
00:40:30,160 --> 00:40:31,120
‎お宝だ

588
00:40:31,600 --> 00:40:32,760
‎たんまりある

589
00:40:34,880 --> 00:40:36,720
‎これで一生 暮らせる

590
00:40:37,280 --> 00:40:38,280
‎悠々自適だ

591
00:40:39,800 --> 00:40:42,240
‎俺たちには怖いものなしだ

592
00:40:43,320 --> 00:40:47,160
‎巨大な旗艦ウィダー号を
‎拿捕したことで

593
00:40:47,240 --> 00:40:49,400
‎ベラミーは名をなした

594
00:40:49,480 --> 00:40:54,600
‎ベラミーだけでなく
‎海賊が頂点に達した時だった

595
00:40:55,960 --> 00:40:57,520
１７１７年
ロンドン

596
00:40:57,520 --> 00:41:00,280
１７１７年
ロンドン
その頃ロンドンは
修羅場と化していた

597
00:41:00,280 --> 00:41:01,800
その頃ロンドンは
修羅場と化していた

598
00:41:01,880 --> 00:41:03,720
‎海賊どもめ！

599
00:41:03,800 --> 00:41:07,080
‎次期総督となる
‎銀行頭取のモリスは‎…

600
00:41:07,160 --> 00:41:08,000
‎諸君

601
00:41:08,080 --> 00:41:09,400
‎激怒していた

602
00:41:09,480 --> 00:41:13,040
‎諸君 我々は被害者だ

603
00:41:13,680 --> 00:41:16,680
‎野蛮な海賊に全て盗まれた

604
00:41:17,400 --> 00:41:19,600
‎売国奴が…

605
00:41:20,080 --> 00:41:24,080
‎よくも我々の船を
‎盗みやがったものだ

606
00:41:25,280 --> 00:41:26,680
‎商品ごとだ

607
00:41:27,760 --> 00:41:30,640
‎信仰厚き乗組員もだ

608
00:41:32,680 --> 00:41:35,200
‎私のウィダー号は拿捕された

609
00:41:36,080 --> 00:41:38,360
‎保険会社は―

610
00:41:38,440 --> 00:41:43,200
‎次の奴隷船の保険料を
‎引き上げると言ってきた

611
00:41:43,680 --> 00:41:48,680
‎船を盗まれずとも 人々は
‎海賊の行状に恐れおののいた

612
00:41:51,880 --> 00:41:56,040
‎海賊が脅威となり
‎商人は船を出すことを嫌がり

613
00:41:56,120 --> 00:42:00,800
‎おかげで交易が苦境に陥り
‎航路が遮断された

614
00:42:02,200 --> 00:42:04,160
‎海賊は厄介者どころか

615
00:42:04,240 --> 00:42:06,920
‎国家の存続に影響を及ぼした

616
00:42:07,680 --> 00:42:10,200
‎真の危機が迫っている

617
00:42:10,280 --> 00:42:14,520
‎奴隷貿易では
‎利益を生まなくなった

618
00:42:15,400 --> 00:42:16,640
‎それは―

619
00:42:17,160 --> 00:42:18,520
‎終焉を意味する

620
00:42:22,600 --> 00:42:25,560
‎何も手を打たなければな

621
00:42:28,800 --> 00:42:32,760
‎君たちを今晩
‎呼んだのはそのためだ

622
00:42:34,040 --> 00:42:35,160
‎私掠の諸君

623
00:42:36,320 --> 00:42:41,320
‎海賊を取り押さえることで
‎財を成した 諸君

624
00:42:42,800 --> 00:42:43,680
‎愛国者よ

625
00:42:45,240 --> 00:42:46,400
‎こうやって…

626
00:42:46,520 --> 00:42:50,400
‎海賊の敵が歴史の１ページを
‎作ることになる

627
00:42:50,480 --> 00:42:51,400
‎諸君

628
00:42:52,200 --> 00:42:54,640
‎ウッズ･ロジャーズ船長だ

629
00:42:57,200 --> 00:43:00,880
‎男は海賊に対して
‎じくじたる思いがあった

630
00:43:01,840 --> 00:43:02,960
‎復讐

